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私たちは「ひとかけらをひとつなぎに」をコンセプトに、一人ひとりのチカラが発揮できる世界を目指しています。皆さんと共に、支援の届いていない地域に住むシリアの子ども達に教育を届けます。

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私たちの取り組む課題

●シリアをまた行きたい国にすることを目指して


私たちは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指して、どこからも支援がない地域におけるシリアの子ども達への教育支援と、「シリアの今と昔」を伝える講演・写真展などの平和教育を日本で行なっています。


「ひとかけらをひとつなぎに」をコンセプトに、たとえ一人ひとりのチカラが小さくても、パズルのピースのように力を合わせて、平和のPeaceを実現する大きな力となることを信じて、団体名をつけました。平和構築・復興の主体となるシリアの子ども達に希望を届け、「かわいそうだから」ではなく「好きな国だから応援したい」と感じてもらえるメッセージを日本の皆様に伝えています。



●シリア国内への教育支援


他の国際機関・NGOから支援がないシリア国内の幼稚園の継続的に支援しています。

具体的には、先生のお給料、筆記用具、ストーブ・燃料などの越冬支援です。


特に重要視しているのは先生のお給料で、私たちの支援ができるまでは、先生達は無給で働いていました。この状態が続けば、先生達は自分たちの家族を養うために、先生を辞めて別の仕事についてしまいます。教育の機会を失った子ども達は、明日の生活のために児童労働や物乞いという選択肢に向かいます。また読み書き計算ができない子たちは、まともな職にありつけず、やがて武器を手にすることになるそうです。


そのような「スキマの世代」を作らないために、先生のお給料を継続的に届けることで、シリアに住む500人の子ども達が安心して勉強を続けられる環境を守っています。




●日本国内での平和教育活動


写真展、講演、映像、文章などを通して、今のシリアだけでなく昔のシリアを伝えています。


今でこそ「戦争・テロ・難民」といったイメージが強いシリアですが、2011年3月の戦争の前までは、日本以上に平和で豊かな暮らしをしていました。

日本の20倍治安が良く、昼の2時には仕事が終わり、家族との時間を過ごします。医療や教育も無料。物乞いもストリートチルドレンもいません。バスで隣に座った人がバス代をおごるような、人助けが趣味な国民性の人たちが豊かに暮らす国。そんな「平和ボケ」するような環境に暮らしていた人たちが、戦争に巻き込まれているのです。


そうしたメディアなどで伝えられていない過去のシリアを知り、身近に感じて頂くことで、戦争の矛盾や平和の大切さに気づく機会になれば、と考えています。



【講演依頼はこちらで受け付けております】

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【90秒で伝わる、私たちが支える未来】


【国際平和映像祭「なんとかしなきゃ賞」受賞作品】(5分)

なぜこの課題に取り組むか

●シリアは元々、教育が充実した国でした


2011年の戦争が始まるまで、シリアの教育水準は非常に高く、就学率は97%。

留学すればその大学のトップクラスになる人たちを多く排出していました。


ですが、戦争後には就学率が50%以下、場所によっては6%ほどになりました。

理由は、治安の悪化、先生の不在、学校に行かずに働く児童労働などです。


シリアの未来を担うはずの子ども達が、基本的な読み書き計算ができない「スキマの世代」となってしまいます。



●子ども達の未来を支える学校の「役割」


戦時下における幼稚園・小学校の役割は大きく2つあり、1つは「子ども達の心理的ケア」、もうひとつは「基礎教育の継続」です。


戦争によってトラウマを抱えてしまったり、家の中では余裕のない親が子ども達にかまう余裕を失い、家の外は危険なために遊べない、という環境の中で、子ども達が安心して大人や友人達に心を許して、遊んだり感情を解放させられることは、心理的ケアに大きな効果があります。


また、幼稚園や学校に行っていない期間が続いて年齢を重ねると、教育の遅れから恥ずかしくて学校に戻りたがらず、退学する子ども達が出てきます。幼稚園・小学校は、教育の基礎を学ぶ場としての役割があり、将来の退学者を減らすという役割を担っています。



●シリアの課題を、シリアの人たち自身が解決するための裏方に


「子ども達は未来です。そして、教育は全てです。

 未来を失うということは、私たちが飢えるより辛いです」


私たちが支援している学校の先生の言葉です。

自身の給料がままならない中でも、子ども達を支えていました。

そして、「シリアを平和で良い国にしたい。支援してくださっている方々に、いつか会いに来て欲しい」と話す子ども達がいます。

いつか、平和になったシリアを担っていくのは、この子ども達です。


日本に住む私たちではなく、そこに住む彼ら自身が、未来を創っていくために、教育という形で支えるのが私たちの役割です。




●一緒に世界を変えませんか?


戦争というのは、とても大きな課題です。

「どうしたらいいか分からない」と立ちすくみそうになります。


私たちが大切にしている言葉があります。

「世界を変えるのは、いつもたった一人の想いから。その一人に、あなたもなれる」


現地パートナーの想い、シリアの先生達や生徒達の想い、Piece of Syria代表の想いを応援してください。

ご支援者様お一人おひとりの想いが、力が集まる中で、きっと世界は変えられます。

寄付金の使い道

月1000円で、シリアの子どもが1人、教育を受けることができます。

その数を、一人でも増やしたい。

子ども達に教育を、希望を、未来を、一緒に届けませんか?




●シリア北部アレッポ県のSAKURA幼稚園の維持


4~6歳が通う、205人規模の幼稚園。

私たちが支援するまで、この幼稚園には、どこからもお金が全く入ってきていない状況で、先生達の給料が支払われておらず、先生が去ってしまう可能性がありました。しかも、一度、閉鎖してしまえば、再開するのが難しい状況でした。継続的に支援を行なうことで閉鎖を食い止め、子ども達が安心して学ぶ場所を守っています!


現地での物価の高騰や、円安による日本からの送金額が増えたことから、維持することが厳しくなる中ですが、150名の継続ご支援者の皆さんのお陰で現地での継続を進めることができています。



●トルコ南部ガズィアンティップ市のシリア人補習校


2018年からトルコ国内にあるシリア人補習校への支援を始めました。

トルコは、360万人を超えるシリア難民を受け入れている、最大のシリア難民受け入れ国です。


2017年よりアラビア語で学ぶシリア人学校が、トルコ政府の意向で閉鎖させられています。NGOが行なっていたシリア人の子ども向けの教育支援も禁止になりました。シリア人の子どもも、トルコ人の子ども達と同じトルコの学校に通うことが義務付けられたのです。

トルコ語の語学力が、学力に強く影響するようになり、授業についていけなくなって退学したり、イジメなど様々な理由でトルコの学校に通わせたくない親、通いたくない子ども達も出てきています。


そうした状況を受けて、トルコ政府が建物を提供し、ローカルNGO【Education Without Border】が補習校を運営しており、トルコの学校で打ち解けるために必要なトルコ語のレッスンや、基礎学力を身につける上で、とても大切な場所になっています。

場所はシリア国境の近くでシリア人も多いトルコ南部の街ガズィアンティップの貧困地区にあります。


補習校はニーズが非常に高く、各補習校に幼稚園から小学校高学年くらいまでの200人ほどが通っています。通いたいと希望している子ども達は多いのですが、教室に入りきらないため、受け入れられてません。

現在の生徒はシリア人だけですが、入学を希望するトルコ人の子ども達も受け入れて、双方の交流を進めていきたいと考えています。

NPO法人

Piece of Syria

〒5580033

大阪府大阪市住吉区清水丘1-15-23

http://piece-of-syria.org

代表:中野 貴行

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