私たちの取り組む課題
パキスタン北部ギルギット郊外の村、
カラコルムハイウェイから山を登った村には600世帯が暮らします。
家の近くには遊び場も学校もありません。
学校が遠い/貧しい/特に女性に教育はいらないという昔ながらの差別や習慣
行っても先生がいない/親が手伝いや兄弟の世話をさせて学校へ行かさない...などがまだある場所。
必要な知識を学べず、仕事も限定され当たり前の生活も苦しくなります。
貧困が貧困を生む構図から脱するには教育が必要ですが、親が教育をうけていない場所では
子供への教育の大切さを訴えても伝わらず、この構図からは脱け出せません。
しかし、サッカーが盛んなこの村では、学校が出来るといっても中々人は集まりませんが、
サッカーが出来る場所ができると言うと、大人も子供も自然と村中から集まってきます。
サッカーがあれば親も子供が学校に行くことに協力的になり、平等に教育が届きます。
なぜこの課題に取り組むか
パキスタンはアジア・中東・中央アジアを結ぶ重要な地で、
ギルギット・バルティスタン州近隣は
インド・中国・アフガニスタンの3つのボーダーがある重要なエリアですが、
パキスタンの識字率は60%、
農村部では40%位で女性はさらに低いという課題があります。
読み書きや知識教育は家庭や社会の安定に不可欠で、
各家庭の生活レベルを上げることはパキスタンの経済発展にもつながります。
さらにパキスタン最大の脅威テロを根絶するためには
①貧困をなくす
②全体の教育水準を上げる
③子供に世界を見せられる場を作る
必要があると考えています。
寄付金の使い道
段階毎に下記の目的の為に使用します。
・第一段階
サッカーをハブに平等に子供と大人に読み書き(英語、ウルドゥ語)と衛生が学べる学校を設立する
・第二段階
子供には初等教育の学校とし、大人には蜂蜜園などを中心とした職の開発と女性のトレーニングセンターを設立する
・第三段階
クリニックを併設し、ミナワー村の仕組みを他の地域にも拡げていく