私たちの取り組む課題
子どもたちをめぐる事件や出来事が続く不安のなかで、最も被害を受け、苦しんでいるのは、子ども自身です。
何か事件になると社会に大きく取り上げられますが、多くは事件にまではなっておらず、様々な場面で子どもたちはしんどい思いをしていたりするのが現状です。
それらの背景にあるひとり親や貧困家庭の孤立などの問題に対して、子ども自身が自分のことを気軽に話せる「場」と「人」を子どもの近くに増やすことは、虐待予防や子ども支援に大きく寄与します。
西淀川子どもセンターは、
「学びなおしや自分のつかみなおしへのプロセスをいっしょに喜べる関係性と場面を増やす」
「周りの資源や情報を活かしあい、連携のための具体的な社会的提言をする」
ことに取り組んでいます。
◆主に取り組んでいること◆
①夜間サテライト事業(通称「いっしょにごはん!食べナイト?」)
・ひとり親家庭など、様々な事情の子どもたちが、地域の中で安心して夜の時間を過ごせる場(居場所)を作る
・食生活の習慣、学習意欲、学校や友人関係の相談もできる場を作る
②てらこや活動
・勉強等の学びなおしや芸術を通じた自己表現など、出会いと体験を通して、生き抜く力を身につけていくきっかけをつくる
③よっしゃ活動(大人に向けての活動)
・「子どもを見守る地域の大人の輪」を広げるべく、講演などを開催しながら、子どもと大人のよい関係を模索する
・子どもに関する諸々の課題に「よっしゃ!」と取り組めるように、地域の様々な個人や団体とのネットワークを育んでいく
何か事件になると社会に大きく取り上げられますが、多くは事件にまではなっておらず、様々な場面で子どもたちはしんどい思いをしていたりするのが現状です。
それらの背景にあるひとり親や貧困家庭の孤立などの問題に対して、子ども自身が自分のことを気軽に話せる「場」と「人」を子どもの近くに増やすことは、虐待予防や子ども支援に大きく寄与します。
西淀川子どもセンターは、
「学びなおしや自分のつかみなおしへのプロセスをいっしょに喜べる関係性と場面を増やす」
「周りの資源や情報を活かしあい、連携のための具体的な社会的提言をする」
ことに取り組んでいます。
◆主に取り組んでいること◆
①夜間サテライト事業(通称「いっしょにごはん!食べナイト?」)
・ひとり親家庭など、様々な事情の子どもたちが、地域の中で安心して夜の時間を過ごせる場(居場所)を作る
・食生活の習慣、学習意欲、学校や友人関係の相談もできる場を作る
②てらこや活動
・勉強等の学びなおしや芸術を通じた自己表現など、出会いと体験を通して、生き抜く力を身につけていくきっかけをつくる
③よっしゃ活動(大人に向けての活動)
・「子どもを見守る地域の大人の輪」を広げるべく、講演などを開催しながら、子どもと大人のよい関係を模索する
・子どもに関する諸々の課題に「よっしゃ!」と取り組めるように、地域の様々な個人や団体とのネットワークを育んでいく
なぜこの課題に取り組むか
①子どもの気持ちに近くで寄り添うことが必要
子どもたち一人ひとり、それぞれに違った背景があり、学校や家やその他様々な人間関係の中で、いろんな思いを抱いています。
けれども、子どもたちにとって必要な支援が何かは見えづらく、そして多様です。
子ども自身も何に困っているのか気づかない、気づいていてもうまく言えない、誰かに相談するという発想がないなどが背景にあります。
活動現場で見えてきたのは、彼らのつぶやきから、そのニーズが分かってくるということです。
「いつも家では一人や。ここでは話がしたい」
「(自分のことを)だれも気にしてないし」
「みんなで一緒にごちそうさまが言いたい」
「勉強せなあかんけどな。ずっと学校行ってないからもうあかん」
何気なく出てくる、そんな子どもたちの一言から、私たちは子ども支援活動を展開してきました。
特に不安を抱いていたり困難な状況にある子ほど、継続的な関わりの中でこそ、気持ちが言えるようになってきます。
そこから、子どもたちのほんとのニーズに寄り添ったサポートが始まっていきます。
私たちの活動を通じて、学校に行けず一言も話さなかった子がいつしか冗談を言って笑いあうようになったり、ある子はいっしょに学び直しをして進学できたり、ある子は「自分もボランティアになる」と高校卒業後に活動に参加してくれたり、と長く関わっているからこそ生まれるドラマがいくつもあります。
子どもたちの近くに、子ども自身が自分のことを気軽に話せる「場」と「人」が増えることは、虐待や暴力から子どもを予防することにつながっています。
②「子ども支援」の重要性が社会的に認識されることが必要
西淀川子どもセンターは、2007年に活動を始めてNPO法人として設立10年を過ぎました。
この間、私たちは多くの子どもたちと出会い、それぞれの事情や背景に寄り添った直接的なサポートを実践してきました。
また、大人に向けて子ども支援のネットワークを作るべく、学習会や講演会などを開催したり、必要に応じて専門機関や行政とも連携をしてきました。
10年前に比べて、「子どもの貧困」や「子ども食堂」などのキーワードとともに、子どもたちの問題が徐々に認識されてきているように思います。しかし、子どもたちの現状やニーズに対して、必要な支援が届いていないと現場では実感することが多いです。
私たちの活動のような「子どもに直接届く支援」が、ローカルな視点を超えて、社会的なテーマとしてもっと認識されるように、さらに啓発活動にも力を入れていきたいと思っています。
◆◇◆◇◆西淀川子どもセンターの運営を支えてください◆◇◆◇◆
西淀川子どもセンターは、継続した「子ども支援」を実践する拠点として運営を続けるために、多くの支援サポーターを必要としています。
しかし、運営面では四苦八苦している現実があります。
西淀川子どもセンターの運営は、賛助会費と助成金に支えられているため、毎年度ごとに予算が大きく変動しています。
そして、私たちの活動推進のためには、子どもたちの気持ちにいっしょに寄り添ってくれる多様なボランティアスタッフを、継続的に活動していける形で、ていねいに増やしていかねばなりません。
とくに2018年度は大きな助成金が頂けない状態でしたが、賛助会費や寄付金からなる自主財源による運営にて、赤字覚悟で子どもたちのニーズに応えるべく尽力しています。新たな収益事業も考えていきたいところですが、マンパワーを今以上に注ぐ余裕もない厳しい状況で活動しています。
子どもたちが希望をもって前に進めるよう、そしていつか自分なりに納得した人生を生きられるように、地域に根ざした「子ども支援」を続けていきたいと思います。
みなさまも、今を生きる子どもたちと志のリレーでつながっていただけませんか。
子どもたちへの支援が安定して継続できるためにも、ご支援いただけますようお願い申し上げます。
子どもたち一人ひとり、それぞれに違った背景があり、学校や家やその他様々な人間関係の中で、いろんな思いを抱いています。
けれども、子どもたちにとって必要な支援が何かは見えづらく、そして多様です。
子ども自身も何に困っているのか気づかない、気づいていてもうまく言えない、誰かに相談するという発想がないなどが背景にあります。
活動現場で見えてきたのは、彼らのつぶやきから、そのニーズが分かってくるということです。
「いつも家では一人や。ここでは話がしたい」
「(自分のことを)だれも気にしてないし」
「みんなで一緒にごちそうさまが言いたい」
「勉強せなあかんけどな。ずっと学校行ってないからもうあかん」
何気なく出てくる、そんな子どもたちの一言から、私たちは子ども支援活動を展開してきました。
特に不安を抱いていたり困難な状況にある子ほど、継続的な関わりの中でこそ、気持ちが言えるようになってきます。
そこから、子どもたちのほんとのニーズに寄り添ったサポートが始まっていきます。
私たちの活動を通じて、学校に行けず一言も話さなかった子がいつしか冗談を言って笑いあうようになったり、ある子はいっしょに学び直しをして進学できたり、ある子は「自分もボランティアになる」と高校卒業後に活動に参加してくれたり、と長く関わっているからこそ生まれるドラマがいくつもあります。
子どもたちの近くに、子ども自身が自分のことを気軽に話せる「場」と「人」が増えることは、虐待や暴力から子どもを予防することにつながっています。
②「子ども支援」の重要性が社会的に認識されることが必要
西淀川子どもセンターは、2007年に活動を始めてNPO法人として設立10年を過ぎました。
この間、私たちは多くの子どもたちと出会い、それぞれの事情や背景に寄り添った直接的なサポートを実践してきました。
また、大人に向けて子ども支援のネットワークを作るべく、学習会や講演会などを開催したり、必要に応じて専門機関や行政とも連携をしてきました。
10年前に比べて、「子どもの貧困」や「子ども食堂」などのキーワードとともに、子どもたちの問題が徐々に認識されてきているように思います。しかし、子どもたちの現状やニーズに対して、必要な支援が届いていないと現場では実感することが多いです。
私たちの活動のような「子どもに直接届く支援」が、ローカルな視点を超えて、社会的なテーマとしてもっと認識されるように、さらに啓発活動にも力を入れていきたいと思っています。
◆◇◆◇◆西淀川子どもセンターの運営を支えてください◆◇◆◇◆
西淀川子どもセンターは、継続した「子ども支援」を実践する拠点として運営を続けるために、多くの支援サポーターを必要としています。
しかし、運営面では四苦八苦している現実があります。
西淀川子どもセンターの運営は、賛助会費と助成金に支えられているため、毎年度ごとに予算が大きく変動しています。
そして、私たちの活動推進のためには、子どもたちの気持ちにいっしょに寄り添ってくれる多様なボランティアスタッフを、継続的に活動していける形で、ていねいに増やしていかねばなりません。
とくに2018年度は大きな助成金が頂けない状態でしたが、賛助会費や寄付金からなる自主財源による運営にて、赤字覚悟で子どもたちのニーズに応えるべく尽力しています。新たな収益事業も考えていきたいところですが、マンパワーを今以上に注ぐ余裕もない厳しい状況で活動しています。
子どもたちが希望をもって前に進めるよう、そしていつか自分なりに納得した人生を生きられるように、地域に根ざした「子ども支援」を続けていきたいと思います。
みなさまも、今を生きる子どもたちと志のリレーでつながっていただけませんか。
子どもたちへの支援が安定して継続できるためにも、ご支援いただけますようお願い申し上げます。