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当法人は子どもから若手社会人・子育て世代への教育や子育て支援、就労や創業の支援を主軸に、街ぐるみで子育てし子どもと大人が互いから学び合える共育都市の創出を目的としています。

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取り組み一覧

小学生が仕事に選挙に起業!子どもが創る仮想都市“ぎふマーブルタウン”

小学生が仕事に選挙に起業!子どもが創る仮想都市“ぎふマーブルタウン”のメインビジュアル

事業の目的

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将来に夢や希望を持ち、その実現のためなら困難にでも立ち向かえる力を育むことを目的とした、 小学生対象のキャリア教育イベントです。

NPO法人コラボキャンパス三河の事業であり、弊社はコラボキャンパス三河からそのノウハウをお借りして岐阜で展開しています。


参加する子どもは職業ブースで働いて給料を稼ぎ税金を払ったり、選挙に立候補して税金の使い道を決める国王となる、もしくは投票によって選んだり、自分で手作りしたものをお店を出して売ったり、起業する等を通して仮想都市を運営・発展させる中で実践経験を積み成長していきます。

“マーブル”という架空通貨を使用することで失敗しても実質的な損失感・喪失感が出にくく、それにより挑戦しやすい環境を築いています。

10分働くごとに10マーブルの給料が支払われ、給料から10%の税金が徴収されます。


仮想都市では子ども達の挑戦や失敗を許容しています。

大人は子どもに口出しや手出しをせず、大枠だけ用意し子どもが自由に描いていける余白を多く残すことで主体性・協調性・創造性を引き出す“教えない教育”を提供しているのです。

その中で子ども達が自分の頭で考え、自分の手で選択し、自分の足で行動できることの習慣化を狙います。

また子どもがPDCAサイクルを回せるアシストとしてり返りシート“ポートフォリオ” を提供しています。

ポートフォリオは複写紙を用いており、子どもと運営側の双方が持つことができます。

子どもには台紙も用意しており、マーブルタウンでの振り返りをストックしていくことで将来、進路選択の際に自身の好きや得意、苦手といった自分のルーツを再確認することもできるのです。

運営側は子どもたちの振り返りを見ることでプログラム自体の改善、そして子どもたちの振り返りの質の向上に役立てます。


子どもが自分の人生に対して主体的になれるためには家庭環境へのアプローチも必要であり、また教育や子育てに悩みを持つ家庭へのアシストも需要があると判断し、2018年9月の開催から保護者向けのセミナー(現:ぎふマーブル子育てカフェ)も実施しています。

セミナーでは10名の講師に協力いただきイエナプラン教育や金融教育、アンガーマネジメントといったコンテンツを保護者に提供できました。

2019年3月の開催では17組(20名)の講師が保護者向けのコンテンツを提供予定です。 

これまでの活動

これまでの活動の画像
これまでの活動の画像
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子どもたちが働く職業ブースでは目的(ミッション)があり、それに対する子どもたちの発想によって生まれる仕事(役割)の数は無限です。

当然「何をすればいいか分からない」という子どももいますが、その場合はいくつか選択肢を提示し、選んでもらうところから徐々に主体性を育んでいきます。


例えば警察では「街の平和を守る」という目的があり、喧嘩があったら止めたり迷子や落し物など困っている人を探して助けたり、会場内を走り回っている子どもがいたら危ないので注意したり、場合によっては逮捕し牢屋でのクールダウンを狙うのです。


しかしあるとき、牢屋に警察が捕まっていたことがありました。

その子どもに話を聞いたところ「走っていた子を止めようとして走ったら別の警察に逮捕された」とのこと。

その後しばらくしてその子どもを見つけた際カメラマンに転職しており、「もう街の平和を守ることは諦めたんだろうか?」と思っていたら、走っている子どもの写真を撮って警察に渡していた、という出来事があったのです。


“職業”という枠にとらわれない、子どもの柔軟性を垣間見た瞬間でした。


仕事で稼いだマーブル(お金)をしまうものを持っておらず、ポケットから落としてしまう子どもが多いことに気付いた銀行員が財布を作って販売したところ飛ぶように売れ、商売によって大きな稼ぎを生み出す銀行が生まれたこともあります。

これは俗に言う“指示待ち人間”にはできない、能動的に社会や人を観察することで課題を見つけ、解決策を考えた上で実行にまで移した事例であるととても感嘆しました。


マーブルタウンでは各職業ブースで働くと10分10マーブルの給料が支払われ、そこから10%が税金として徴収されます。そうして集まった税金の使い道は選挙で選ばれる国王が決めるのです。

選挙を行うことと日時は企画側の大人で決めていますが、立候補者や投票者をどのように集めるのか、 投票を挙手制にするのか記入制にするのか等、選挙の運営や管理は議員会館の子ども達が全て決めています。


他地域の「こどものまち」事業ではそもそもイベント当日の選挙が行われないことも多いですが、行われるものの多くは立候補者が数名であるのに対し、ぎふマーブルタウンでは毎回約20名もの立候補者が集まり、数百名の前で演説をしています。

演説の中身は抽象的なものから具体的なものまで様々ですが、「税率を下げることによる給料アップ」を提示する子どもや「お店を出したくても出店料を払えない子どものために出店区画を税金で買い取って開放する」と論理的に話す子どもが現れた際にはスタッフの大人たちも驚愕しました。


国王が用事で途中帰宅するということがあった際、子ども達が誰に言われるでもなく自主的に2回目の選挙を企画開催していたこともあった。これは全国でも類を見ない事例である。


また演説の際マニフェストに掲げた以上に次々と政策を実現していく国王が現れた回では、子どもから「国王すごいね。良い国になると思う!」という声が上がりました。

選挙と投票の必要性・重要性を子どもたちが実感する非常に良い機会となっていた好例であると感じています。


保護者の声によると商品開発に2ヶ月かける子どもも少なくないそうです。

実際740名の参加があった際はそのうち約500名が自分でお店を出し起業するほど子どもたちは熱狂しており、市場競争も激化しています。

その分、簡単な折り紙を折っただけというような誰でも生み出せる商品ほど値下げ競争が起きているので、値下げ競争から抜け出すためにパッケージングまでこだわって大人のクリエイターズマーケットに出ているような高付加価値の商品を生み出したり、「この商品はこういった点でオススメです」と接客で工夫して売るような光景も見られました。

自身で描いた絵をPCに読み込んで色付けし、シールにした子もいます。


保護者から、「子どもが稼いだマーブルを数えるうちに興奮して寝れなくなった」という声がしばしば届くことがあります。

それは、自分が仕事で頑張った努力の結晶がマーブルという数字で表せる成果となっていることと、自分が創意工夫して生み出した商品やサービスに対して見知らぬ第三者がお金を払ってくれる、つまり自身の創意工夫を認められたことによる自己実現感が生じるため、子どもたちが非常に熱中していることを示しているのではないだろうかと感じています。


子どもたちには振り返り用ワークシート“ポートフォリオ”を記入してもらうことで学んだことのアウトプットや、自身の強みや課題の発見を促しています。

例えば同じ材料屋の仕事でも、なかなか材料を買いに来る客がいなかったときに、営業へ行ったり材料で商品開発をして売ったり接客で売ったりと、子どもによって仕事へのアプローチが変わるのです。 

これまでの事業成果

これまでの事業成果の画像
これまでの事業成果の画像
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立ち上げてからわずか2年半、これまでの開催で述べ2950名もの小学生が参加してくれました。

その中で子どもたちと向き合いながら、子どもたちがより成長していける仕組みを生み出しています。


特に大きな特徴が、子どもたちがPDCAを回すアシストを行う振り返りシート“ポートフォリオ”

ここでは子どもたちがぎふマーブルタウンでどんなことをして、良かった点や悪かった点、そして次回はどうしたいかを振り返ることで毎回の成長を促しています。

まだまだ抽象的な振り返りをする子どももいますが、かなり具体的な振り返りをできる子どもも増えてきました。


保護者様からも

「今回初めて参加しました。帰りの車内では報告が止まらず、普段の出来事とは比較にならない程でした。

 国王選挙のことや税金の使い道、お店でいっぱい売れたことや次回に向けて仕入れをしたいなどなど。

 自分がやりたいと思う事はどんどんやらせてもらえる魅力どんどん他者との繋がりが増える、深まる

 彼はどっぷりハマったようで、次の機会があれば必ず行きたいと意気込んでいます。自己実現体験を満喫したんだろうなぁと驚きを隠しきれません。」

 というコメントが届いたこともあります。


保護者間や、小学校のクラス内での話題になることもあるそうで、地域のテレビに特集を組んでいただいたこともありました。


また、キャリア教育的な仕組みが評価され今年度は経済産業省“第9回キャリア教育アワード”の奨励賞を受賞いたしました。

事業の必要経費

事業の必要経費の画像
事業の必要経費の画像
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ぎふマーブルタウンは全ての子どもが家庭状況・経済状況に関わらず参加できるよう、無料での開催を提供しています。


また全国の「こどものまち」事業の多くは数十万〜数百万円の予算で年に1回の開催、そしてマーブルタウンを含む全国の「こどものまち」事業の多くが参考にしているドイツの“ミニ・ミュンヘン”は2,000万円もの予算で2年に1回の開催をしていますが、開催スパンが短いほど子どもたちがPDCAを早く多く回せることによってより成長できるため、ぎふマーブルタウンでは1年に2回の開催をしています。

そして来年度からは1年に3〜4回へ増やしたいと考えています。

(参加者の中には2ヶ月もの時間をかけて商品開発する子どもも少なくなく、開発に十分な時間をかけられないままイベントを迎えることはかえって創造性を制限してしまうことが予想されるため、多くても年4回までが理想と考えています)


ぎふマーブルタウンでは保護者間や子ども間のクチコミにより参加者数が増加しており、設立から2年で子どもが1日で740名集まるようになりました。

そのため遅かれ早かれ会場の定員数を超えることが予想され、リスク対策のため2会場での同時開催も検討しなければなりません。

そうなれば必然的にボランティアも今までの倍を集める必要があります。


現在お借りしている会場“ドリームシアター岐阜”は共催により会場費を免除いただいたり、小学校へ配布しているチラシも普通紙で2色刷りにするなど開催コストはすでに最低限まで抑えていますが、子どもたちのためにコンテンツを増やしたり備品・消耗品を充実させたり、受け入れられる子どもの人数を増やしたいことを考えるとどうしても多くの費用が必要となってしまいます。


また、子どもたちが日常でも主体性を発揮していけるためには家庭環境へのアプローチも必要と考え、ぎふマーブル子育てカフェを同時開催しています。

これは子どもたちの主体性を確保するため保護者様を入場禁止(特定の時間に実施される子どものガイドツアーに従って場内を見学することは可能です)にしており、送迎だけの関わりとなってしまったり、ガイドツアーを待つ間どうしても暇になってしまう保護者様の満足度を向上させる目的もあります。

別会場を使っているため当然、こちらも会場費や消耗品など様々な費用がかかってきます。


それらの理由により、事業の経費としては主に備品や消耗品類、宣伝広告費、人件費などが必要となります。

ぜひ寄付による協力をご検討いただけますと幸いです。

https://gifu-nancy.org

代表:住田涼

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