私たちの取り組む課題
世界各国でも、日本でも、本質的に学ぶこととは?という「学習観」が転換されるような研究や提言、実践がなされてきています。
ですが、まだまだ実践レベルでは、多くの教育は変化していません。
だれもが、生まれた時から自律した学び手であることのですが、つい、教育の現場は「子どもにこうなって欲しい。だから、あのテーマを学ばせよう」と設計されていきます。
悪意ではなく、愛情からなのですが、だからこそ「そうではない、やり方があるよ」と少し客観的に見られる誰かに、くり返し、定期的に、知らされ自ら気がついていく時間が必要です。
もしかすると、私たちは他者に対して必要のない介入をしているのかもしれません。
周りのことよりも、自分に集中するべき時を逸しているのではないでしょうか。
これは教育の現場に限ったことではないと思います。
なぜこの課題に取り組むか
私たちが目指すのは、意図しない学びです。
そこにいる人が、自然体で過ごすこと。
その時やりたい何かに取り組む姿。
ふと出てきた言葉。
そうしたものが、受け取る側の都合で影響力を持ち、受け取る人の深い学びにつながっていく。
それを理想や研究の世界にとどまらせず、現実化させていくことに取り組んでいます。
それは、答えを出さないことを楽しみ、自分を充実させて他者も大切にしていく、これからの時代こそ大切な学びの姿であると考えています。
支援金の使い道
いただいたご支援は、日本の保育・教育の現場へ豊かな学びの姿を提案し、保育者・教職員のみなさまと対話を重ねる活動のために使わせていただきます。
私たちは、「和らぐアート」というプロジェクトを通して、保育現場の負担を極力減らしながらも、こどもたちへの豊かなアート体験と、保育者・職員の方とその活動を振り返り、日常の保育そのものが豊かに変化していくための時間を提供しています。