私たちの取り組む課題
1.地域福祉の場づくり
①ボランティア活動の推進
②地域共生共育プログラム(ともともPG)の推進
③災害時支援ネットワークの再構築
④市町社協支援活動の推進
⑤関係機関・団体との協働
2.福祉人材確保と育成
①福祉人材の確保
②福祉の仕事についての理解促進
③福祉人材の定着促進と育成
3.総合相談・生活支援と権利擁護
①生活困窮世帯等の自立に向けた福祉貸付事業等の連携と役割強化
②コロナ特例貸付に関する自立促進支援
③福祉サービス利用者等の支援と権利擁護
4.基盤強化と改革
①基盤強化のための組織体制の整備
②持続可能な財源確保
なぜこの課題に取り組むか
長崎県社会福祉協議会では、それぞれの地域で住民を支援している市町社会福祉協議会や民生委員・児童委員、社会福祉施設等の活動しやすい環境づくりを推進し、県民の皆さまが、住み慣れたまちで安心して生活することのできる『福祉のまちづくり』の実現に向けてさまざまな事業を進めています。
寄付金の使い道
<"フツーの人"のまちづくりの学校>
長崎県社会福祉協議会では、全国でも珍しいコミュニティワークを学ぶ研修とし、令和4年度から「まちづくりの学校」を開講しています。
当講座では、講師陣との個別面談や受講生同士の意見交換、ゲスト講師(地域の活動家等)の実践報告などを通じて、新しいつながりや発想・生き方に刺激をもらい、生徒(受講者)自身が取り組みたい課題や地域づくり(=マイプラン)をさらに"我が事"へ転換し、より具体的な取り組みにつなげ、コミュニティワークの実践力(地域づくりに向けた支援力)の強化を図っています。マイプランは、単に地域支援のためだけに企画したものではなく、「自分に何ができるか、何をしたいのか」を自らに問いかけることが特徴的です。
これまでに、「地域つながる食堂」や「ごみ拾いさんぽ」など、長崎県内各地に卒業生のマイプランが少しずつ実践されてきています。今後は、長崎県内各地に卒業生が誕生した強みを生かし、"何かができるフツーの人"をさらに育成していきたいと考えています。
<地域共生共育(ともに生きともに育つ)~通称:ともともPG~>
長崎県内の福祉教育は、身体障害者や高齢者の困り事を疑似体験する「高齢者疑似体験」や「アイマスク体験」、「福祉施設への慰問」など「体験型のプログラム」が主流となっていました。
そのため、長崎県社会福祉協議会では、児童・生徒を中心として社会福祉への理解と関心を高めることを目的に、これまで取り組んできたプログラムから一歩進んだ、地域の課題を"我が事"と捉え、解決に向けた行動を促していくという視点を取り入れた「地域共生共育プログラム(ともともPG)」を関係機関・団体の協働のもと開発・推進しています。
これまでの体験型の福祉教育を発展させた新たな福祉教育プログラムを県下で広く浸透させることによって、県民の"ふくしの心"が育まれる環境づくりを目指します。