私たちの取り組む課題
地域コミュニティが資源を維持、活用、循環させる仕組みや暮らし方を、創り出していく。その方法論を、生活の現場での活動を通して構築し、それを担い実現する人材の育成を行う。
なぜこの課題に取り組むか
ムラのミライは1993年に南インドの農村で活動を始めました。設立当初は「インド山村部の貧困層を助けよう」と識字教室や収入向上活動など、その地域や地域の人びとに「ない」ものを投入する支援からはじまりました。
しかし…
村の人と話していてもホンネを言ってくれている気がしない、村の人の現実が見えてこない、支援プロジェクトが終わり、ムラのミライが村からいなくなれば元通りで何も変わらない、一体、いつまで支援を続ければいいのだろうという悩みの日々。
試行錯誤の末に、その地域や地域の人びとに「ある」もの(潜在能力)を引き出し、住民自身による課題分析/解決を促す「メタファシリテーション手法」を開発し、住民主体の活動に徹底的にこだわる活動をするようになりました。
活動の場もインドからネパール、セネガル、日本国内へと広がりました。国内外の農村から都市まで、スラムの女性たちの共生コミュニティ(おばちゃん信金)づくり、農村にある資源を循環させる仕組みづくり、孤立する子育てから、地域で子育てを助け合える仕組み作りなど、様々な活動に関わってきました。
どの活動でも中心は人を育てること。ムラのミライは一方的に「育てる側」「支援する側」に立ちません。現場の実情に学ばせてもらいながら、相手が納得解を得て、成長するのをサポートしつつ、ムラのミライも一緒に成長させてもらいます。
寄付金の使い道
団体の活動全般