私たちの取り組む課題
Mukuru Design Unitは、建築や児童保護などを専門とするメンバー、また日本とケニアの両国のメンバーで構成されています。
国や専門を越えて、包括的に子どもの支援を行うために、①地域の状況を理解するための調査、②子どもの居場所となる建築物の建設、③居場所の運営(土曜日学校)に取り組んでいます。
特に、②子どもの居場所となる建築物の建設、③居場所の運営(土曜日学校)を通して、健全な学習環境の整備、ダンスや演劇の指導、給食の提供を継続的に行っています。学校に通えない子ども、ドロップアウトした子ども、学校に通っている子ども、また年齢の分け隔てなく、インクルーシブな学びや居場所を運営しています。
なぜこの課題に取り組むか
ムクル地区は、ナイロビ市内のインフォーマル居住地のひとつです。ナイロビ市内の人口の60%がこうしたインフォーマル居住地に居住しているとのデータもあるように、多くの貧困層の人々が暮らしています。また、教育省に認可された学校は十分に整備されておらず、住民自らが小さな学校(認可を受けない寺子屋)を立ち上げることで、子どもたちの学びの場がなんとか担保されている状況です。
Mukuru Design Unitは、こうしたノンフォーマルな子どもの学びを支えることをることを目指して活動を行っています。具体的には、ノンフォーマルスクールの環境改善(教室の建設、家具の制作等)および土曜日学校の運営を行うことで、ハードとソフトの両面から子どもの学びの場を支援します。特に土曜日学校では毎週土曜日に学校の子どもに加えて地域の子どもに対する給食の提供と、ダンスや演劇の教室を毎週開催しています。そうすることで、ストリートチルドレンと呼ばれる学校に通えない子どもたちを含めた地域の子どもたちに対する食事と居場所を提供しています。
寄付金の使い道
寄付金は、土曜日学校の運営(給食費、インストラクターの給与など:1回の運営であたり5000円程度)に使用させていただきます。