私たちの取り組む課題


人間活動による環境破壊や汚染、乱獲や交通事故、急速に進行する地球温暖化etc… 居場所を失い、飢えに苦しみ、仲間や家族を奪われ、動物たちの暮らしは、非常に過酷なものとなっています。
さらに、「ペット」など娯楽を目的とした、野生動物の利用。世界中の野生動物を飼育することが、今や”当たり前”となっていますが、そのかげで、多くの苦しみが生まれています。
人間社会は、彼らにとって脅威となっているのです。
この状況を変えるには、野生動物たちへの理解と配慮の心を持ち、人間社会の在り方を見直すことが必要です。
Muiは、活動の主軸を『動物の娯楽利用』問題に据え、解決の道を探っています。
なぜこの課題に取り組むか


野生動物たちの“ありのまま”を知って
団体を設立する前、設立メンバーの二人は、野生動物救護センターでのボランティアのため、数か国を訪問しました。
その時 目にしたのは、広い大地に生きる野生動物たちの姿。パートナーや子ども、仲間たちと過ごし、思い思いの場所で休んだり、食事をしたり… のびのびと自由に過ごす姿がありました。
帰国後に見たのは、本来の生息地とはかけ離れた状況にある、彼らの姿。人間の飼育下で、選択権の無い、不自由な生活を強いられている姿でした。
彼らの“らしさ”のため、できることを
野生に生きる動物たちも危機に直面しています。森は切り開かれ、川や海には汚染物質が流れ、道路には事故に遭った動物たちの亡骸… 居場所を失い、飢えに苦しみ、仲間や家族を奪われ、彼らの暮らしは非常に過酷なものとなっています。
私たち人間が求める便利さや贅沢のために、野生動物たちの心は、命は、犠牲になっています。本来の生き方をできず、精神を病み、光を失った彼らを目の当たりにし、このままではいけないと思いました。
私たちは、野生動物たちには本来いるべき場所で、仲間たちと共に自由に暮らしてほしいと願っています。そして、そんな彼らの暮らしをあたたかく見守ることこそが、私たち人間の持続可能な未来にも繋がると信じています。
支援金の使い道



皆さまからお寄せいただいたご支援は、
- 傷病動物や迷い動物の一時保護・終生飼養に関わる医療費や飼育費
- 野生動物の取扱業者への調査・提言に関わる諸費
- 環境教育の企画・実施に関わる諸費
その他、動物たちの利益へとつながる活動に、大切に使わせていただきます。
現代、野生動物の保護への視点は、『種を守ること』が重視されています。私たちの活動は、彼らが感覚や感情を持つ唯一無二の存在であるとして、『個々を守ること』を大切にしています。