私たちの取り組む課題
開校した1993年の頃、子どもたちを取り巻く環境は次第に悪化していました。
学校、家庭、社会、地域における「つながり」を持ちにくい社会構造へと移行している時代でした。
そんな環境で子どもたちは自らの存在理由を失い、互いのきずなを持ち得ないで、
弱者へのいたわりなど他者への思いやりが欠如していく傾向が見られました。
こうして、自己中心的な考え方、現実と非現実の区別が付きにくい、いのちの価値がわからない、
自らの生きる力が不足している、など多くの問題が生じてきました。
そのひとつの原因が、子どもたちが刺激し合うことが少なくなり、
人間形成の中の大切な資質が生まれにくくなっていることが考えられます。
こうした時代背景の中で「森の学校」は誕生しました
自然の中で人々は、協力し合い助け合って暮らしてきました。
私たち日本人は昔から畏敬の念を持って自然に接してきました。
森の学校では、大人も子供も同じ「自然の生徒」です。
「自然の中から得る知恵・技術、そして自然と関わる事で生まれる“生きて行く力”」を大切にします。
「自然の中で感じる生命の尊さを五感を使って感じとり、
自然を舞台として人と人との交流の中から得る“心の豊かさ”」を
森の学校での体験から学びとっていただけたらと思います。
なぜこの課題に取り組むか
少子化、高齢化、過疎化に伴い、今後日本で増加する地域の新たなコミュニティづくりを、
これからの持続可能な社会づくりのモデルケースとして実践しております。
寄付金の使い道
寄付金は、活動を継続して行うための運営費として活用したいと考えています。
できるだけ多くの自然教育の機会を子どもたち(に限らず、おとなたちも)に提供していきたい、
体験を通して成長する、森の学校の「こども」たちの未来を応援してくださる方の、
温かいご支援をお願い申し上げます。
◇寄付特設サイト
https://support.morinogakkou.jp/