私たちの取り組む課題
日本の豊かな”木”と”手”の文化を次世代につなぐ~鎌倉みんなのけんちく学校
鎌倉みんなのけんちく学校は、木造の小さな家(二畳茶室)を建てるというプロセスを通じて、①日本の森や木、木材について学び、②自然を生かす日本古来の技や知恵を知り、そして、③木造建築を支えるプロフェッショナル・職人の仕事を体験できるプログラムです。環境教育や伝統文化教育、キャリア教育など様々な教育的要素を含んでいます。
日本には豊かな”木”の文化と”手”の文化があります。これらのすばらしさを子どもたちに伝え、次世代にをつないでいくために毎年開催しています。
身近な暮らしと森をつなぐ~国産材の製品プロデュース
日本の森は持続可能な大切な資源です。このシンプルな流れが豊かなものになるほど、「生命の源」=「水を育む森づくり」につながります。木和堂の代表である鈴木直子は木材コーディネーターです。これまでの経験と知見を活かし、手に取るたびに「日本の森」を感じられるような製品づくりのプロジェクトを様々なメーカー、職人さんと共に進めています。
なぜこの課題に取り組むか
鎌倉みんなのけんちく学校
鎌倉は3古都の一つです。歴史的建造物が数多く残され、自然豊かな緑があり、湘南海岸があります。これらの自然は先祖よりいただいた大切な財産であり、次世代に引き継ぐ責任が、私たち大人にあります。特に歴史的建造物を支えているのは、「木」=「森林・林業」です。日本の文化を支えています。文化は脈々と現代に引き継がれ、未来へとつながっていきます。その営みを大切に子どもたちへつないでいくことが、未来につながります。そのために技術の継承が重要であり、大切です。
森と暮らしをつなぐプロジェクト
林業では木材(針葉樹)を搬出するための作業道を作るために木を伐り、道を設置します。その時に伐られるのが広葉樹(支障木:道を設置するための支障になる木)です。たとえ樹齢100 年であってもです。そしてそれらの広葉樹はただのチップになり製紙の原料や、バイオマス発電の燃料になります。最終段階でチップや燃料利用となります。木和堂では樹種(適材適所)、製材、乾燥を考えながら様々な製品をご提案をしています。木の歴史や特徴を生かしながら丸太が100%有効活用できるよう、これまでにない多用な利活用を考えながら進めています。
寄付金の使い道
私たちの活動テーマは団体名が示すとおり「木と和す」です。
日本は国土の7割近くを森林が占める森林大国であるものの、人と森、私たちの生活と木の距離はどんどん遠くなっています。
森の恵み、木の良さを自分の目で見て、嗅いで、触って体験してほしい。
そして、古来、自然と和して生きてきた日本人の豊かな生き方を様々なプロフェッショナルの技と知恵を通して知ってほしい。
私たちは、そんな思いを「鎌倉みんなのけんちく学校」と「森と暮らしをつなぐプロジェクト」で実現していきたいと考えています。
いただきたご寄付は、主に「鎌倉みんなのけんちく学校」の運営費に充てさせていただきます。
職人さんたちが、子どもたちと触れ合いな がら技を伝え、ともに「学ぶ場」をつくっていくために、ご支援をお願いします。