私たちの取り組む課題
みなさま、こんにちは。一般社団法人 実りの森です。
実りの森には、こころの専門家である臨床心理士・公認心理師、発達支援のプロの臨床発達心理士、生き生きと暮らすためのお金の専門家であるファイナンシャルプランナーなどが在籍し、ご希望に応じて内外の連携を行うことができます。
児童・思春期・青年期(主に6歳~おおよそ30歳)のカウンセリングに加え、何より重要なのは、ご家庭がしっかり支えられていることだと考えているため、保護者の子育て支援、こころのケアを主な活動としています。
また、教職員、スクールカウンセラー、保育士等の、「支援者の支援」にも力をいれています。
さらに、地域社会全体の子育て力が、ますます高まるよう地域とのつながりを持ち、相互に支え合えるよう活動しております。
なぜこの課題に取り組むか
―いのちとこころにまっすぐに…―
令和4年、児童・生徒の自殺率は過去最多となりました。教職員のメンタル疾患による離職も年々最多を更新し、学校現場の負担感も強く感じます。
実りの森が特に注目したのは、文部科学省の調査で、29万9048人の不登校児童生徒のうち、38%の11万人以上は、どこからも支援を受けていないということです。不登校という目に見える状況でも、支援を受けられたのは3人に1人ということです。不登校でも、そのような状況です。目には見えない、こころの不調を抱える子どもたち、ご家庭は、さらに多いと考えられます。
なぜ、支援が届かないのか…。わたしたちは、現在、相談につながっていない、あるいは、以前つながっていたけれど、相談に行くのをやめてしまった子どもたちの声、保護者の声、教職員の声、スクールカウンセラーの声を集めてみました。その結果、相談先の選択肢に多様性が必要であること、支援者側の確かな専門性が重要であること、そして、学籍や居住地が変わっても支援が続く継続性が大切であることが浮かび上がってきました。
今も、多くの相談機関が尽力されています。わたしたち実りの森にできることは、決して大きくはありませんが、相談先の「選択肢のひとつ」になることはできます。実りの森には一人一人の いのちとこころにしっかり寄り添い、こころの痛みをケアする確かな専門性があります。
また、臨床心理士・公認心理師、臨床発達心理士、ファイナンシャルプランナーが地域とも連携して、より精神的に豊かな人生をサポートいたします。
―できるところが、できることを確かに担っていく―
どんなに小さなことでも、できるところが、できることを確かに担っていくことが大切…その思いで、子育て支援・こころのケアの一般社団法人 実りの森 は生まれました。
実りの森には実績のあるスタッフがそろっています。つながってくださった手をしっかりつないでいけるものと思います。
実りの森は、2024年4月、武蔵小杉駅前に開室いたします。
寄付金の使い道
現在、実りの森は有料の相談機関ですが、オフィス代、運営費を十分賄えるとは言えません。
子どもの相談を大人の半額で継続できるよう、皆さまのお力添え、何卒よろしくお願い申し上げます。