私たちの取り組む課題



全ての中高生に越境体験を
留学や課外活動などを通して、自分の慣れ親しんだ環境から飛び出し、多様な価値観に触れる「越境体験」こそが、中高生にとって自分とは何者なのかというアイデンティティを確立し、自分の人生を歩む上で重要だ。
しかし、地理的・経済的背景などの本人の責任ではない理由により、越境体験の格差が生まれている。
都市部や一定の経済水準の家庭では当たり前に享受できる体験が、地方や経済状況によっては贅沢なもの、手が届かない夢物語となっている。
そこで、当団体では主に以下の活動に取り組んでいる。
①「海外を憧れから現実的な選択肢にする支援活動」
・海外を憧れから現実的な選択肢にするワークショップ
全国の中学校、高等学校、通信制サポート校、フリースクールなどに、実際に海外体験をした10代20代のゲストスピーカーと出前授業へ。体験談や座談会を通して身近なロールモデルを提示するとともに、留学プランを考えるワークショップを通して、各生徒の状況に合わせて現実的に海外を目指せる選択肢を伝える
【直近の活動状況】
2023年度10都道府県32校実施
2024年度15都道府県84校実施
2025年度11都道府県108校実施
・海外へチャレンジしたい中高生対象のオンラインコミュニティと伴走型サポート
毎月オンラインで留学体験者の10代20代と交流したり、グローバルに活躍する社会人から話を聞けるオンラインコミュニティを提供。また、希望者向けに日本人海外大学生が毎月面談を通した伴走型サポートプログラムも提供
【直近の活動状況】
しこくGlobalネットワーク1期生16名(うち3名海外進学)※2023年9月~2024年8月
しこくGlobalネットワーク2期生40名(うち2名海外進学・10名トビタテ!留学JAPAN採択)※2024年9月~2025年8月
しこくGlobalネットワーク3期生40名(うち2名海外進学・15名トビタテ!留学JAPAN採択)※2025年9月~2026年8月
・海外へのチャレンジを現実にする合宿型イベント
主に四国出身の海外大学生やトビタテ!留学JAPANの採択経験者らがメンターとなり、長期休暇期間に合宿型で海外大学の模擬授業体験や国際交流、進路探究を通して海外へのチャレンジを現実にするイベントを開催。中には、オーディション形式で優勝者には留学をプレゼントするものもある。
【直近の開催状況】
グローバルサマーキャンプin三豊(香川県三豊市)2024年,2025年,2026年
グローバルサマーキャンプin新居浜(愛媛県新居浜市)2026年
次代の松山を担うグローカル人材育成プログラム(愛媛県松山市)2026年 ※開催協力
NEXTジョン万プロジェクト(高知県土佐清水市)2026年
・高校生海外派遣事業
主に四国地方の高校生を対象に、参加費用を極限まで下げ、海外渡航の最初の一歩となる派遣プログラムを開催
【直近の開催状況】
Beyond Makers Camp in Guam(アメリカ合衆国・グアム)2026年
スリランカ多文化共生スタディープログラム(スリランカ・クルネーガラ)2025年,2026年
ベトナム国際交流プログラム(ベトナム・ダナン)2026年
②「探究・課外活動の支援活動」
・地域にまつわるテーマに取り組む探究入門プログラムの開催
総合型選抜が主流になり、探究学習も高校で必修化された一方で、いまだに課外活動という言葉すらピンとこない中高生も少なくない。地域や企業・行政と協働しながら、中高生が地域で気になっている様々なテーマに取り組める入門プログラムを通して、より主体的自走的な課外活動へと取り組む入り口を提供
【直近の活動状況】
せとうち中高生のための教育ミライ会議(香川県高松市)2024年,2025年,2026年
次世代グローカルリーダー育成プログラムin杉並(東京都杉並区)2023年,2024年,2025年,2026年
・小中高生が地域の中で探究に取り組む放課後の地域クラブ「探究部」の展開
小中高生を対象に、学年や学校を超えて、地域の中で自らの興味関心に基づき探究プロジェクトを実践する放課後・土日のクラブ活動「探究部」を展開中。三豊市教育委員会が主催する「みとよ探究部」をモデルケースに、地域特性に合わせて多様な形態で実施。
【直近の活動状況】
たかまつ探究部(香川県高松市)2025年4月~
みとよ探究部グローバル科(香川県三豊市)2025年10月~ ※運営協力
すぎなみ探究部(東京都杉並区)2025年10月~
まるがめ探究部(香川県丸亀市)2026年4月~
いまばり探究部(愛媛県今治市)2026年10月~
にいはま探究部(愛媛県新居浜市)2027年4月~ ※予定
とくしま探究部(徳島県徳島市)2027年4月~ ※予定
なぜこの課題に取り組むか



当団体の設立メンバー、四国など地方で生まれ育ったメンバーが多く、大学進学で上京した際に、首都圏で生まれ育った同世代との体験格差や情報格差に大きな衝撃を受けた。
例えば留学。コロナ前の2019年の高校生の留学率は三大都市圏平均約2%(1位京都府約3%)に対して四国地方平均約1%(最下位高知県約0.8%)とダブルスコアをつけられている。
また、課外活動などの体験格差も顕著になっている。公益財団法人チャンス・フォー・チルドレンの調査によると体験活動に対する支出額は地方に比べて都市部は1.5倍となっている。背景には、体験活動の選択肢の幅や、体験活動に参加することに意義の浸透度合いなど様々な要因があると考えられる。
また、地域間格差だけでなく、東京も含めたあらゆる地域においても、家庭の経済状況によっても体験格差が顕著に表れることが、同団体の調査によって明らかにされている。
だが、留学や課外活動などは余裕がある家庭の贅沢だ、という意見も少なくない。しかし、大学受験の過半数が、このような体験活動を評価する総合型選抜となり、大学2年生から動き始める就職活動の早期化もあいまって、中高生時代に得た経験や身につけた価値観がその後の進路を大きく左右する事態となっている。
このような中高生自身に責任ではない理由で生まれている課題によって、その後の人生の進路が大きく左右されている現状を放っておいてはならないとの思いからこの活動が始まった。
支援金の使い道



2026年度計画している事業は下記の通り
・「海外を憧れから現実的な選択肢にするワークショップ」
1校平均6万円×120校=720万円
※スタッフ1名とゲストスピーカー2名の計3名で出張授業に伺う。四国・東北などの地方開催がほとんどである一方で、留学経験者は首都圏中心に在住しているため、旅費交通費が高額となる。なお、スタッフは自家用車での車中泊や夜行バス利用など経費節減に努めており、その結果として平均6万円にとどめている。
・「海外へチャレンジしたい中高生対象のオンラインコミュニティと伴走型サポート」
伴走するメンターへの謝金 時給1300円×月2時間面談×3名担当×12か月×10名=936,000円
・「海外へのチャレンジを現実にする合宿イベント」
スタッフ旅費交通費、会場費などで各会場の必要経費は以下の通り
グローバルサマーキャンプin三豊・・・助成金採択額を除いて約20万円
グローバルサマーキャンプin新居浜・・・約40万円
次代の松山を担うグローカル人材育成プログラム・・・主催者負担のため対象外
NEXTジョン万プロジェクト・・・約60万円
・「高校生海外派遣事業」
参加費と企業協賛により必要経費を補填
・「地域にまつわるテーマに取り組む探究入門プログラム」
せとうち中高生のための教育ミライ会議・・・企業協賛により必要経費を補填
次世代グローカルリーダー育成プログラムin杉並・・・参加費と助成金により必要経費を補填
・小中高生が地域の中で探究に取り組む放課後の地域クラブ「探究部」の展開
スタッフ人件費、会場費、プロジェクト活動費など
たかまつ探究部・・・年間170万円
みとよ探究部グローバル科・・・市事業
すぎなみ探究部・・・助成金により必要経費を補填
まるがめ探究部・・・年間100万円
いまばり探究部・・・市事業
にいはま探究部・・・参加者募集のためのイベント開催30万円
とくしま探究部・・・参加者募集のためのイベント開催50万円
以上の通り、残り年間約1800万円程度の費用が必要である。しかし、内定していたスポンサーが業績悪化等を理由に撤退するなどの予期せぬ事情もあり、現状約930万円不足しており、集まった寄附金はこちらの不足分に利用させていただきたい。
このような経済状況のため、現状「しこくGlobalネットワーク」は活動を停止している。また、ワークショップに関しても多数の依頼に対して実施数を調整している状況だ。資金が集まらない場合はこの状況が継続することになる。
なお、合宿イベントと探究部に関しては、理事長の預貯金の提供と、理事長個人が借り入れを行い、その資金で補填している。

