私たちの取り組む課題
一人ひとりの可能性をのびのびと育みたい
雄大な自然に抱かれながら心を開放すると、みんなが自分自身を見つけます
そんな本物の自分でいることで心地よく過ごせる場所を提供することがわたしたちの使命であると考えます
日本の子どもたちをとりまく環境は今
- 自然環境と接する機会が少ない
- 日常的に膨大な情報に晒されている
- 諸外国に比べて自己肯定感が低い
- 小中学生の不登校が急増
- 地域とのつながりが希薄
国立青少年教育振興機構が行った調査研究では「子どもの頃の体験が豊富な人ほど、大人になってからのやる気や生きがい、モラルや人間関係能力などの資質・能力が高い傾向にある」と発表され、「他者への思いやり、積極性などの自立的行動習慣が身についており、自己肯定感が高い傾向にある事」も明らかになっています。
また文部科学省が2020年6月、「子供たちの心身の健全な発達のための子供の自然体験活動推進事業」の公募を開始したことなどからも分かるように、自然体験活動を基軸とした保育・教育の場を、子どもや保護者が当たり前の選択肢として選ぶことのできる地域・社会になることは、急務であるといえるのではないでしょうか。
なぜこの課題に取り組むか
豊かな茂木町の自然環境の中で
「空と森のようちえんあいうえお」をはじめとした自然保育・野外教育活動を通して、わたしたちは子どもやその保護者が生き延びる力を育み、自分らしく成長していくことを見守りながら必要な時に手助けができる心地よい環境を提供したいと考えます。
例えば、人間関係の構築にしても、正解があるわけではありません。自然環境の中で大人たちに見守られながら、子ども同士が自分たちの「ちょうどよい」「これでよい」と思えるバランスを探していきます。
また多様な個性を持つ子ども達は育ち方も多様です。既存のカリキュラムに合わせず、目の前の子どもの興味や成長に合わせ、互いの違いを認め合うからこそ、子どもたちは本来持っている自ら学び成長する力を十分に発揮することができます。
地域のなかで幅広い世代同士のつながりを
地元農園などと連携して農業体験等もおこなっています。
自分たちで育てた食物を周囲と協力しながら調理する体験から、人は食べたものでできていること、またそれによって生かされている命の大切さを実体験し感じ取ることができます。
また地域の方々と垣根のない交流を持つことで、幅広い世代同士が心を通い合わせることのできる場ができます。
そして子どもたちが地域の自然環境や文化、産業への関心を高めていくことは、地域のこれからを担う人材の育成に繋がります。
豊かな出会いと学びの場をつくることで、人と自然が共生していける持続可能な地域づくりを推進することが、移住・定住者へのアピールとなり茂木町の少子化問題を解決することにもつながります。
寄付金の使い道
保育の質向上
スタッフの増員や研修、居場所や移動手段の整備など
里山の保全
子どもたちの活動場所となる山林、広場など地域の保全など
未来のために
次世代、新しい時代に必要な保育や教育を模索していきます
わたしたちの幼稚園は認可を受けていません。それは認可のためのルールに自分たちを合わせると私たちが保育で大事にしたいことが失われてしまうからです。
また保育料や参加費の値上げもしていません。それは経済的に⼀部の⼈にしか手が届かない“場”になることは私たちの⼤切にしたいことと相反すると感じるからです。
私たちの場がずっと続いていけるように⽀援をお願いします。