私たちの取り組む課題
【私たちのミッション】
- サモアの人々が抱える問題の解決を支援すること
- サモア及び日本の人々の異文化理解を促進すること
- 人々と世界をつなげるプラットフォームとなること
【サモアの課題の解決】
<医療支援活動>
幾つもの島で構成されているサモアにおいて、医療へのアクセスは長年の課題です。それに加え、設備や機材の不足、そして何より医師そのものが少ないサモアでは、誰もが十分な治療や処置を受けることができません。そのためルマナイサモアでは、医療体制の拡充とともに、国民が普段の生活習慣を改善することで病気になることを防ぐ「予防医療」の充実を通して、サモアの人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指していきます。
<教育支援活動>
サモアの小学校には教科書がありません。日本では児童1人に教科書が1冊あるのが当たり前ですが、サモアは違います。それどころか教師も教科書・指導書などを持っておらず、それでも日々の授業が行われているのが現状です。中でも理科・数学は深刻で、教師が十分な専門性や教授法の知識を持っていないことで、児童に効果的な指導ができていません。私たちは、ただ既成の教材を渡すという物資の支援だけではなく、日本の教育現場や青年海外協力隊として得た知見を用いて、サモアの教師たちと協働し、現地の学校現場において教育支援を行っていき、サモアの教育の質の改善を目指します。
【サモア、そして日本における多文化共生を目指して】
私たちの活動はサモアでの活動に止まらず、日本の市民の皆様にとって身近に参加できる国際協力・国際交流の機会の提供を目指しています。両国の歯科医師・歯科衛生士、学校教員、その他活動に携わる多くの人々の人的交流の機会を設けるだけでなく、市民同士が互いの文化や価値観を交流する機会も提供していきます。
なぜこの課題に取り組むか
サモアのような南の島は一見すると、のんびりとした平和で幸せな国というイメージがありますが、実際は多くの脆弱性を抱えており、解決すべき問題がたくさんあります。
島国であるがための国土の狭さが引き起こす廃棄物処理の問題、それによって起こる環境汚染。複数の小さな島が点在することによる教育・医療サービスの限界や格差。海に面していることによるサイクロンなどの自然災害のリスク、海面上昇などの地球温暖化・気候変動の影響。
これらのような島国特有の問題は、日本も同じように抱えているものであり、私たちにとっても決して他人事ではありません。
同じ太平洋の島国だからこそ、手を取り合い、助け合いながら、ともに解決すべきだと私たちは考えています。
また、私たちがサモアに学ぶべき事も多くあります。
家族、友人、コミュニティを大切にし、助け合う心。
困っているひとに手を差し伸べ、互いにシェアしあう文化。
自分とは異なるモノを受け入れ、共存することのできる力。
ともすると、私たちが忘れかけていることがサモアには残っています。
日本とサモア、人と人の交流を通じて、サモアだけでなく私たちの「未来」も変えていきたい。。そんな思いから「ルマナイサモア」は誕生しました。
寄付金の使い道
サモアでの医療支援活動、教育支援活動、そして日本国内における異文化交流事業のために使わせていただきます。