
事業の目的
人生には、誰もが転機を迎える瞬間があります。転職、出産、育児、介護、留学、新しい挑戦…。そんな時、自分らしさを見失わず、前向きに歩むためには、誰かの支えが必要です。
トランジション・ラボは、人生の転機を迎えた人々が未来を描き、創造的・越境的なキャリアを築くための支援を行うプログラムです。このプログラムを通じて、多くの人が新しい一歩を踏み出し、社会にポジティブな変化を生み出しています。本プログラムでは、半年間にわたり経験豊富なコーチが参加者に寄り添い、自分の価値観や理想を見つめ直しながら、自己実現に向けた新たな一歩を踏み出すサポートを行います。
これまでの活動
2024年(第1期)では、9名のトランジション(転機)をサポートしました。
斉藤 友音さん(トランジション・ラボ1期生)
仕事と自分の夢の間で深く悩んでいましたが、トランジション・ラボを通じて、夢と現実のバランスを見つけることができました。コーチとのセッションでは、夢と現実のギャップを埋める具体的な行動計画を立て、自分の本当に大切にしたい価値観が明確になりました。最終的には転職や引っ越しという大きな決断を下し、人生の次のステップへ進むことができました。トランジション・ラボは、自分自身を深く見つめ直し、次の一歩を踏み出す大きな助けとなりました。
堀部 和也さん(トランジション・ラボ1期生)
職場と住む場所が変わるタイミングで、トランジション・ラボに参加しました。このプログラムを通じて、自分が研究者としての道を進みたいという強い意志に気づきました。特に、コーチが大学外で活躍する方々を紹介してくれたことで、外の世界がより具体的に見え、自分の未来を切り開く決意が固まりました。6カ月間、同じように挑戦する仲間と支え合えたことも、視野を広げる大きな助けとなりました。
これまでの事業成果
Leap for事業責任者メッセージ
起業家の支援が多く存在する中で、多くの人に訪れる「転機」を創造的・越境的に支援するプログラムというのは珍しく、当初はどんな形になるのか想像がつきませんでした。参加者全員が海外体験者ということで、日本の「当たり前」に留まらない多様な「理想とする社会像」や「ありたい姿」を持っていることが特徴的です。
半年間の創造的探索の期間は、コーチとの伴走に加え、チャレンジする参加者同士だからこその相互刺激によるものが大きかったように感じました。お互いが変化の過程にいる者同士なので、自然発生的に協力や協働関係も生まれ、同期で強い絆が生まれたことは、プログラムが終了した後も相互に影響を与え、付加価値を出していくことが期待できるプログラムになっています。
Leap for 運営サポートスタッフメッセージ
トライアルに参加し、今回のトランジション・ラボには運営側として参加いたしました。トライアルでは同期とのつながりが薄く、もう少し関係を深められたら良かったと思っていました。この経験を活かして、いまは参加者同士のつながりを大切にすることを重視しています。特に初回のワークショップで、参加者同士の距離感を縮めることに成功し、そこから安心して自己開示できる環境を作り上げることができました。参加者同士の信頼関係や対話を促進し、より深いつながりを作ることができたと思います。コーチが真剣に参加者と向き合い、支えている姿勢が、参加者にとって大きな安心感となり、成長のきっかけになっていました。このプログラムは、特に社会人にとって価値があると思っています。日常の忙しさに追われ、自分の本当にやりたいことを見失っている社会人が、改めて自分と向き合い、変化を促す機会になることがトランジション・ラボを通じた大きな成果だと思います。
事業の必要経費


以下のプログラムを実施する際に、コーチへの謝金や会場費が必要になります。
専門コーチによる伴走型サポート
トランジション・ラボでは、豊富な経験を持つ専門コーチが参加者に寄り添い、自己理解を深め、目標を設定し、具体的な行動に移すサポートをします。コーチとの対話は、参加者が抱える課題の整理や、次の一歩に向けた道筋を明確にする重要なステップです。
仲間とのつながりと相互支援
同じように人生の転機を迎えた参加者同士が、互いに刺激を与え合い、支え合える環境を提供します。孤独を感じがちな変化の時期に、信頼できる仲間とのつながりが、新たな挑戦を後押しします。
創造的・越境的なキャリアへの挑戦
トランジション・ラボは、参加者が従来の枠組みを越え、これまでの延長線上ではなく、創造的・越境的な価値を社会に届けられるようなキャリア形成を目指します。参加者は新たな視点を得て、自分自身と向き合う時間を持つことで、より大きな可能性に気づくことができます。
多様なセッションと個別プログラム
トランジション・ラボの半年間のプログラムは、以下のようなコンテンツを参加者に提供しています。
キックオフワークショップ:目標設定やチームビルディングを通じて、参加者間の信頼関係を築きます。
中間セッション:進捗共有と課題の整理を行い、次のステップを具体化します。
終了セッション:半年間の成果を振り返り、最終発表を通じて次なる目標を明確にします。
個別メンタリング:参加者それぞれの課題に対して、専門コーチが伴走します。