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公益財団法人 京都市都市緑化協会

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ビジョン

京都ゆかりの希少植物保全、災害対策でもあるグリーンインフラの普及、公園緑地の活性化、緑の団体支援等を通じて、自然共生社会とウェルビーイング(人々の心身の健康と幸福)の実現を京都から目指しています。

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私たちの取り組む課題

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京都の生活文化を古くから支えてきた山野草や伝統園芸植物等を、私たちは「和の花」と呼んで保全活動を行っています。

山野草は自生地の環境の変化により、伝統園芸植物は栽培の担い手不足により、ともに危機にあり、保全や継承は、喫緊の課題です。

特に国や京都府のレッドリストに記載される植物については、保全・モニタリング団体、企業、社寺、大学、行政、和の花に関心を寄せるボランティア団体などとのネットワーク、(公社)日本植物園協会加盟植物園などの技術協力をもとにした(ⅰ)生息域外保全、(ⅱ)普及啓発に取り組んでいます。

なぜこの課題に取り組むか

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ネイチャーポジティブ(自然再興)は緊急の課題

生物多様性の損失と気候変動(地球温暖化)は世界の2大環境問題であり、両者は密接に関係しています。2030年までに生物多様性の損失に歯止めをかけ、増加に反転させる「ネイチャーポジティブ(自然再興)」は、各国の国際的な約束であり、日本の「生物多様性国家戦略2030」に掲げられた、官民問わずあらゆる主体が取り組むべき目標です。

私たちは公園緑地の管理運営を担う中で「和の花」保全や啓発の活動を始めましたが、活動の重要性と関心の高さを再認識し、ネイチャーポジティブの実現に向け、ネットワークを活かし、京都ならではの取り組みを進めたいと考えています。


京都や日本の生活文化を支えてきた植物を守りたい

かつて暮らしの中で利用され、親しまれてきた植物は、住まいの近くにあり、すぐに出会えたものでした。しかし、生活様式の変化、都市開発、農林業の衰退に伴う自然遷移の進行、シカの食害など全国共通でもある要因から、山野草を含む生物種の自生地が減少しています。

例えば、「秋の七草」であるフジバカマ、オミナエシ、キキョウ、カワラナデシコ(大和撫子)は京都府の野山でほとんど見られなくなり、他にも多くの山野草が減っています。これらには、薬用、食用、香料などの「有用植物」として、観賞用、いけばな、茶花などとして、季節感と切り離せない祭礼のシンボルとして、また、和歌など文芸や芸能のモチーフとして、重要なものが多く含まれます。しかし、残念ながら京都府レッドリストの絶滅の危険性が高いカテゴリーに区分されるものが増え続けています。

こうした「和の花」は、生態系を含む生物多様性と自然と人の共生関係に基づく地域の多様な文化(生物文化多様性)の大切さに気づかせてくれるものであり、地域の遺伝資源としても、失われることは非常に大きな損失です。

支援金の使い道

支援金の使い道の画像
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お預かりした寄付金は、下記の活動などの費用に使わせていただきます。

①希少になりつつある京都産の「和の花」を当協会及び協力団体が守り育てる活動

②保全の大切さを広く知っていただき、次世代に引き継ぐための講習会や展示会などの開催

③啓発資料制作等の情報発信


①保全や普及に取り組んでいる「和の花」の例

・フジバカマ(キク科、京都府絶滅寸前種)

『源氏物語』第三十帖の巻名でもあり、香料や観賞用として古くから京都の人々に愛されてきました。当協会が育てている野生由来のフジバカマは、一般的に流通する栽培型フジバカマとは別の植物です。花期8~10月

(例)当協会広報誌『京のみどり』特集 京の街に広がるフジバカマの輪

https://www.kyoto-ga.jp/greenery/kyonomidori/digibook/108/#1


・キクタニギク(キク科、京都府絶滅危惧種)

京都・東山のかつての菊の名所「菊渓」に自生したことが名の由来です。東山では消失しましたが、当協会は2013年から本格的に京都市内産に由来するキクタニギクの栽培保全に取り組んでいます。花期10~11月


・ヒオウギ(アヤメ科、京都府絶滅寸前種)

真夏の祇園祭期間中に町中に魔除けとして飾られるダルマヒオウギの基本種です。漆黒の種子は「うばたま」と呼ばれ、枕詞にもなりました。花期7~8月


・フタバアオイ(ウマノスズクサ科)

5月の上賀茂神社、下鴨神社の葵祭(あおいまつり)の祭列には欠かせない植物であり、徳川家の家紋である三つ葉葵のモチーフにもなりました。(一財)葵プロジェクトの保全活動に協力しています。花期3~5月


・オケラ(キク科、京都府絶滅寸前種)

京都の年の瀬の風物詩、八坂神社白朮詣り(をけらまいり)で根が焚かれます。かつて生薬や虫・カビ除けに使う生活必需品でした。地元小中学校に育成をおねがいしたものを収穫し、白朮詣りに使っていただいています。花期9~10月


②講習会や展示会、普及啓発資料の例

各種催事や広報誌『京のみどり』(季刊)の発行などを通じて広く「和の花」保全の普及啓発を行い、一過性のイベントに終わらないよう、保全の担い手である企業、学校、ボランティア等との協力関係を築いています。


・藤袴と和の花展/春の和の花展

梅小路公園「朱雀の庭」で2009年より開催する「藤袴と和の花展」は、KBS京都が中心となった「守ろう!藤袴プロジェクト」の一環としてスタート。その後様々な団体・個人の出展協力を得て、2026年で16回を数えます。また、毎年春には「春の和の花展」を開催しています。

(例)2024年秋 第14回 「藤袴と和の花展」サイト

https://www.kyoto-ga.jp/special/wanohana2024autumn/


・KESエコロジカルネットワーク

京都発祥の環境マネジメントシステム・スタンダード「KES」に登録する企業、学校、公益団体が取り組む生物多様性プログラム(2013年~)です。フジバカマやキクタニギクなど当協会が推奨する希少植物13種の保全栽培、危険分散、普及啓発を行っています。


・円山公園キクタニギクプロジェクト(京都ゆかりの菊展示)

菊渓は円山公園に接して流れています。円山公園とその周辺でのキクタニギク展示、セミナー等を通じ、菊の名所であった東山の自然と文化を広く知っていただく活動を行っています。「伝統文化の森推進協議会」による「キクタニギクが咲く菊渓の再生」事業に全面協力し、菊渓と円山公園での復活に向けた取組をスタートしました。

(例)当協会広報誌『京のみどり』特集 京都ゆかりの花 キクタニギクの再生へ

https://www.kyoto-ga.jp/greenery/kyonomidori/digibook/112/#1


③啓発資料の例

・広報誌『京のみどり』(季刊)の発行

1996年の創刊以来、京都のみどりの情報として、京都市民、市内外の緑化関係団体などに発信しています。 各号の特集などを通じ、京都の生活文化と関係が深い植物や庭園など緑のスポット、それらの保全に取り組む方々の活動などを採り上げています。

〒6050071

京都府京都市東山区円山町463番地

0755611350

https://www.kyoto-ga.jp/

代表:森本幸裕

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