私たちの取り組む課題
近年、こどもの自殺者数が増加の一途にある中で、若者の自殺者数もコロナ禍以降高止まりしている。（参考：https://www.mhlw.go.jp/content/001464717.pdf）
さらに、2020年以降、『東横界隈』『東横キッズ』といった、新宿区にある東宝シネマ付近に集まる若者たちを総称するムーブメントが起こり、リストカットやオーバードーズといった自傷行為が目立つようになった。
このムーブメントの中で、福岡市でも『警固界隈』や『警固キッズ』と呼ばれる若者が福岡市中央区にある警固公園に集まるようになり、上記と同様に自傷行為をする若者が見られるようになった。
なぜこの課題に取り組むか
先述の課題を受け、当団体代表にて警固公園にいる若者約200名に対しアンケート調査を行ったところ、家に帰ることができなかった経験がある若者が４割近くいたこと、その背景に保護者からの暴力や虐待があったことが見えてきた。
さらに調査の結果、６割近くのこども・若者が『大人に相談した時に辛い目に遭い、相談したくないと思った』と回答、５割近くのこども・若者が死にたいと思ったことがあるとも回答した。
本結果から、多くのこども・若者が大人の対応で傷つき、人権を侵害されていることが見えてきたが、こども・若者への支援は公助共助ともに十分とは言えない。
そのため、再度アンケート調査を行い、こども・若者がどういった支援を求めているか、どういった大人にサポートされたいかを調査したところ、『安心して過ごせるスペースの提供』『気持ちを聴いてくれる大人』が必要だという意見がマジョリティを占めた。
当団体では、この結果を踏まえ、①こども・若者向けのフリースペースを福岡市内各区に展開すること、②こども・若者の声を聴くプロフェッショナルとなる大人を養成していくこと、③こども・若者が自身の望む人生を歩むために必要な相談支援・居住支援・就労支援を行っていくことを目的として、NPO法人コーシェリを立ち上げた。
支援金の使い道
ご寄付の使用用途としては主に事業に掛かる費用に使わせていただきます。
・フリースペース運営に掛かる諸費用（お菓子屋ジュースなどの食材費、ゲーム等の消耗品費、スペース利用に掛かる賃借料や水光熱費など）
・相談援助等の事業に掛かる諸費用（交通費や車両費、活動の周知のための宣伝広告費など）
