私たちの取り組む課題
【子どもたちの笑顔のために】
日本に暮らす多様なルーツをもつ子どもたちが活き活きと過ごせるようにするためには、さまざまなケアが必要です。コリアNGOセンターでは日本の公立学校に通う在日コリアンの子どもたちのための民族教育(アイデンティティ教育)を支援するとともに、多文化な子どもたちの学習・生活支援プログラムやブラジル学校支援などにとりくんでいます。
【多文化共生のための学びの場づくり】
コリアNGOセンターでは、大阪市生野区のコリアタウンを舞台に歴史・人権学習、異文化体験などのプログラムを実施しており、年間1万人以上が参加しています。また自治体・学校など各種団体に講師を派遣した研修プログラムも実施しています。
【差別・ヘイトスピーチを許さないとりくみ】
2016年にヘイトスピーチ解消法をはじめとする差別解消のための法律ができましたが、いまだにさまざまな差別が残っています。コリアNGOセンターでは、深刻な人権侵害であるヘイトスピーチの根絶をはじめ、差別をなくすための啓発、政策提言、相談事業などに取り組んでいます。
【平和・繁栄の東アジアのために】
朝鮮半島はいまだに南北に分断され、いぜんと深刻な緊張関係にあります。私たちは南北の共存共栄と一日も早い朝鮮半島の平和統一のために取り組みを進めています。のみならず、朝鮮半島の統一が日本をはじめ東アジアの平和・繁栄につながるよう日韓を中心にさまざまな交流プログラムを実施しています。
なぜこの課題に取り組むか
日本には数多くの外国人・マイノリティが暮らしていますが、近年のヘイトスピーチ被害や2017年に法務省が実施した外国人生活調査でも、回答した外国人のうち4割が入京差別を受けたことがあると答えているように、残念ながらまだ十分に人権が保障されているとは言えません。私たちは在日コリアンというマイノリティの立場だからこそ、差別なく共に生きることのできる社会に向けて声を発していきたいと思っています。
寄付金の使い道
いただいた寄付金は、在日コリアンはじめマイノリティの権利擁護のためのとりくみ、子どもたちへのサポートやプログラムの運営、日常的な管理業務の費用などに使わせていただきます。