事業の目的
ブッポウソウはアジア東部の温帯からオーストラリアにかけて広く分布し、日本には夏鳥として渡来し、繁殖します。国内での分布はきわめて局地的で、環境省や広島県により絶滅危惧種に選定されています。中国地方では1980年代まで、主に木製電柱に開けられた穴を利用して繁殖していましたが、コンクリート製電柱への立て替えられ、繁殖つがい数の減少が指摘されているため、巣箱を設置して、ブッポウソウの保護を試みています。
これまでの活動
壊れた巣箱の付け替えや、新規を行います。繁殖期には、繁殖状況の確認のため、目視による確認とバンディングを行います。
また、ブッポウソウの巣箱づくりのイベントや、観察会など、普及啓発活動にも努めています。
これまでの事業成果
これまでに北広島町内全域で148個の巣箱を設置しました。
2020年にはこのうち87か所の巣箱で繁殖を確認ました。
事業の必要経費
巣箱材料:1,500×10個/年
調査費用:54,000円/年
イベント開催費用/42,000円/年