私たちの取り組む課題
神奈川朝鮮中高級学校(以下ウリハッキョ)は横浜の地で70年以上の歴史を紡いでいる民族学校です。県内に在住する在日コリアンの子供たちが通う中高一貫校であり、現生徒数は108名、卒業生は5000名を超えます。
ウリハッキョでは、民族の言葉・文化・歴史・伝統をしっかりと身につけ、コリアンとしてのアイデンティティ確立を基軸に、多種多様な学びと経験の蓄積を通して、人間味豊かな人材を育成しています。
3言語(朝鮮語、日本語、英語)教育で育くんだ語学能力を活用し、日本学校や地域社会、海外に在住するコリアンコミュニティーとも積極的に交流を行い、多様な文化に触れながら豊かなコミュニケーション能力を育んでいます。また、大きく変容する社会環境の中で、変化に対応できる新しい価値を創造する能力の育成を目指し、体験学習、探究活動、プログラム授業等を積極に取り入れ、実践学習の中で学ぶ場を大切にしています。
なぜこの課題に取り組むか
ウリハッキョ(私たちの学校)では、同胞社会はもちろん日本や国際舞台で活躍する明日の主人公たちをウリハッキョから排出するために日々大きな夢と希望を胸に学んでいます。
一方、ウリハッキョの運営は今、大変厳しい状況にあります。朝鮮学校は日本の学校教育法上の第1条校として認められていませんし、それに準じた扱いも受けられていません。国庫からの補助金は一切ありません。また、地方自治体からの補助金や助成金も廃止もしくは停止されている状況です。長期間にわたる様々な差別と排除の中で、教育環境改善や更新にも大きな支障が生じています。
寄付金の使い道
教育施設の保全ならびに生徒たちの教育環境の充実、運営費に充てたいと思います。