私たちの取り組む課題



ガザの子どもたちへの教育支援および避難キャンプにおける人道支援事業
1. 「ジャンナ・スクール」の運営と教育支援
ガザ地区の避難キャンプ内に設立した学校「ジャンナ・スクール」の維持・運営を行っています。現地の教職員(校長および教師・スタッフ)とともに、子どもたちが安心して勉強や交流ができる環境を整え、心のケアと学びの機会を提供しています。
私たちは、厳しい人道危機の中にあるパレスチナ・ガザ地区において、子どもたちが恐怖や困窮の中でも学びを諦めず、健やかに成長できる環境を創出することを使命としています。教育は子どもたちの「今」を守るシェルターであり、「未来」を切り拓く力です。一過性の緊急支援にとどまらず、現地の人々に寄り添い、持続可能な学びの場を共に創り続けます。
深刻な物資不足とインフラ崩壊が続く中、学校を支える現地の教職員や運営スタッフが生活を維持し、子どもたちのサポートを継続できるよう、毎月の生活支援手当を直接お届けしています。
2. 避難キャンプにおける総合的な人道支援
学校運営にとどまらず、避難キャンプで厳しい生活を強いられている子どもたちやそのご家族に向けた物資支援など、命と尊厳を守るための人道支援活動を現地のパートナーと連携して展開しています。
さらに深刻なのは、国際機関や大型支援団体の活動制限・資金難に伴い、現地への人道支援物資の搬入や配給機能が急速に縮小・停滞している点です。 支援が行き届かない避難民キャンプでは、食糧価格の極端な高騰により、新鮮な野菜や肉・卵といった健康的な食材を手に入れることができず、子どもたちの極度の栄養失調と飢餓が進行しています。
教育の機会奪取と国際支援の縮小という重なった構造的危機により、未来を担う子どもたちと避難民の命と尊厳が根底から脅かされていることが、私たちが直面している大きな課題です。
なぜこの課題に取り組むか



大型の国際機関による大規模な人道支援活動が制限され、全体に行き渡る包括的な支援が難しくなっている今だからこそ、現地と直接つながる草の根の支援が不可欠だからです。
規模の大きな支援が届きにくい避難民キャンプの現場では、「各家庭の被害状況や冬の防寒ニーズ」「子どもたちに必要な栄養素」といった刻々と変わる現地の本当のニーズに合わせた機動的な支援を行う方法が極めて限られています。
私たちは、ガザ現地の信頼できるパートナーや教職員と直接連絡を取り合い、途絶えることのないネットワークを通じて「本当に必要とされている食糧」や「雨風を防ぐ防寒資材」を直接手渡しています。
どんなに厳しい環境であっても、教育と生活の基盤を止めないことが子どもたちの未来への希望を守る唯一の道です。国際支援の隙間で取り残されそうな家族や子どもたちに、日本から温かい手と明確な支援を届け続けるために、私たちはこの事業に取り組んでいます。
支援金の使い道



具体的な使い道は以下の通りです。
ジャンナ・スクールの運営・維持費
- 子どもたちのための安全な学習環境の整備費
- 現地教職員・スタッフの生活支援手当
- 文房具、教材、授業用備品、簡易教室の維持修繕費
避難キャンプにおける人道支援費
1.避難キャンプで暮らす貧困家庭の子どもたちやその家族への緊急支援物資の提供、生活環境の改善費
- 各家庭への配給内容の例:
- 卵(1カートン/30個)
- 野菜・果物(8kg)
- 鶏肉(2kg)または 魚(2kg)
- レバー(1kg)
- 配給頻度: 週1回(月約4回)、最も困窮している世帯を選定して手渡します。
2.子どもたちを寒さから守る「防寒着の提供」:
- 12月の本格的な冬の到来までに、特に厳しい環境に置かれている子どもたちに、暖かい冬服や防寒着を提供します。
3.雨風と汚水の流入を防ぐ「テント補修・防寒資材の配布」
- 防水タープ(6m×4m)(浸水やネズミの害で破損したテントの補修用)
- 暖かい毛布(1枚)
4.避難キャンプの公衆衛生の改善
- 井戸水のくみ上げポンプ、下水管の補修、ネズミ被害の防止など
5.広報・事業運営費
- 現地の状況や活動成果を日本国内へ届けるための広報・決済手数料等の事業管理費

