私たちの取り組む課題



三浦綾子記念文学館は、北海道旭川の地で運営している民間の文学館です。
募金によって建てられ、オープンから27年余が経った現在も募金によって維持運営されています。
公的な補助金が得られないため、入館料収入だけでは十分な運営が難しく、
資料保存や展示の更新、次世代向けの取り組みを継続するためには、多くの方の支えが必要です。
また、作品を読んできた世代と、これから文学に出会う若い世代との間に、どのように橋を架けていくかも、大きな課題です。
私たちは、企画展や朗読公演、文学講座、コンサートやワークショップなどを通して、文学を「過去のもの」にせず、
今を生きる問いとして手渡す試みを続けています。
なぜこの課題に取り組むか



文学館には、作品を読み終えたあと、言葉を失ったまま立ち尽くす方がいます。
また、ノートにそっと感想を書き残し、静かに帰っていく若い来館者の姿もあります。
そうした一つひとつの出会いの中で、
私たちは、三浦綾子の文学が、今もなお、
誰かの人生に寄り添い、問いを投げかけ続けていることを実感してきました。
だからこそ、時代の変化や運営の難しさがある中でも、
この文学を「過去のもの」、あるいは「本の中のこと」や「文学好きの人のためのもの」として閉じてしまうのではなく、
ごくごく当たり前の日常生活を送っている、“今を生きる”人の手に、もう一度手渡す方法を探し続けています。
それは、答えを与えるためではなく、
人が自分自身の人生と向き合うための言葉を、未来へ残していくための営みだと考えています。
支援金の使い道



皆さまからいただいたご支援金は、
全体的には、当文学館の維持運営のために使われます。
特に、所蔵資料の整理保管、常設展や企画展の製作、文学にまつわる催し物が中心です。
所蔵資料は、計上できているものだけで4万点を超え、整理作業は膨大です。
また、展示室や事務室の照明や冷暖房、お手洗いなどの光熱水費も多額で、費用の財源の捻出に四苦八苦しているのが現実です。
ほか、青少年に向けた作文コンクールや朗読コンテストなども実施し、三浦綾子作品を読んでもらう機会を創出しています。
それらの費用にもぜひ支援金を使わせてください。
皆さまのご支援を心からお待ちしております。

