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国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達に手を差し伸べ、コミュニティの発達を通じて子どもの発達と平和を促進し、子どもが子どもらしく成長できるよう活動しています。

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私たちの取り組む課題

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課題を感じたキッカケ

ホープフル・タッチは、シリア戦争後のトルコで出会い、ビジョンを共有したシリア人2名と日本人1名による小さなボランティア活動から始まりました。

これら3名はそれぞれ、キャンプ外のシリア難民への緊急人道支援を実施するNGOに勤務し、シリアとの国境県にて大規模な食糧支援に当たっていました。そのなかで最低限の生活水準でテント生活を送る1,000世帯以上のシリア人家族と出会い、多くの家族や子どもから「行かれる学校がない」、「とにかく勉強がしたいのになにもできない」という声を日々聞いていました。キャンプ外の市郊外農村地にはシリア人学校がなく、村にあるトルコ公立学校も積極的にシリア人を受け入れてはいませんでした。勤務先では子どもへの支援を実施しておらず、他の支援機関の活動は市内中心に集中しており、遠隔地である農村地では教育支援が実施されていませんでした。

この状況に対し、様々な支援から取り残された子ども達へ最低限の学ぶ機会を提供する、小規模ながらも自分達ができる範囲で独自の活動を始めました。

シリア難民の子ども達との活動を通じて、世界中で、国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達を見守る必要性を感じ、スーダンやカンボジアでも活動を始めました。


取り組んでいる課題:トルコ

2011年から続くシリア戦争により、566万人以上のシリア人が“難民”として他国で生活しています。トルコには最も多い362万人以上が生活し、その約半数が18歳以下の子どもです(2018年12月時点)。ほとんどのシリア人が、トルコのなかでもシリアとの国境県で生活しています。

特に国境県の農村地域は、支援機関や社会福祉サービスが集中する市中心と異なり広大な農地に点々とシリア人家族が暮らすテントや手造りの家がみられるのみで、活動を実施しようとする団体もほとんどありません。シリア人を対象とした教育機関もなく、トルコの公立学校ではすべての科目がトルコ語で、アラビア語が母国語のシリア人生徒には対応しきれていません。子どもも保護者も、少なくとも自分の名前をアラビア語で書けるようになりたいという希望があります。


取り組んでいる課題:スーダン

スーダン内戦と南スーダンの独立を受け、多くの支援機関が人道支援に当たってきましたが、その一方でスーダン国内の慢性的貧困・子どもの健康に関する問題は注目されにくくもありました。首都ハルツームにおいても、市郊外の農村地に居住する家族は土地を所有せず小作人として農作業をし、最低限の世帯収入を確保するため、多くの子ども達も家族とともに働き家事を手伝っています。

農村地域では就学していない子どもも多く、主な理由として①保護者が授業料を支払えない、②登校手段がない、③子どもや保護者の就学動機が高まらない、④保護者の教育に対する関心が低いことが挙げられます。また小学校自体が貧しく、子どもの発達を促進する学習・保健衛生環境を整えることが難しい状況にあります。


取り組んでいる課題:カンボジア

カンボジアのコンポンチュナン州には湖と川に沿って、点々と存在する水上生活コミュニティがあります。住居もマーケットも、警察も学校も水の上で、水量の多い雨季には家々が流され場所が変わってしまいます。隣家に行くにも泳ぐかボートが必要で、生活水はすべて川の水です。魚を捕りながら、ほぼ自給自足の生活をしています。

陸地からボートで1時間要する、奥まった場所にあるコミュニティの子ども達のほとんどが外の世界を知らず、2015年に初めて公立の小中学校ができましたが、登校手段のない子どもがいたり、他県から派遣された先生達が、水上コミュニティでの生活に耐えられずいなくなってしまうこともありました。

なぜこの課題に取り組むか

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すべての子どもが、子どもらしく心身ともに健康に成長する権利をもっています。

世界が抱える課題には、各国政府や、国連などの国際機関、無数のNGOやボランティア団体・個人がそれぞれの視点と立場から解決に向けて取り組んでいます。


そんななかでも、未だ国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達がいます。

特に遠隔地や点在する小規模のコミュニティは、活動対象となりにくかったり、大規模支援から取り残されやすくなってしまいます。


私たちは未だ小さな団体ですが、サポートを必要としながらこれまで目を向けられにくかった子ども達とともに成長していく必要性を感じ、できるかぎりでの活動を実施しています。


私たちのミッション

  1. 災害(戦争)や貧困など複合的な社会的困難により剥奪された子どもの権利を保護する。
  2. 社会的困難により派生した長期的課題へ取り組み、子どもが発達する力の促進を目指す。
  3. 子どもひとりひとりの声を尊重し、子ども自身の主体的参加を促す。
  4. 子どもに対する社会的無視を根絶する。
  5. 社会的困難の影響が日常となった子どもの現状を映像化し、実情を世界へ発信し理解を深める。

寄付金の使い道

寄付金の使い道の画像
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このような課題に取り組むため、私たちは主に教育子ども保護保健・栄養子どもの参加の分野で活動しています。


教育施設整備や登下校手段の確保、活動運営によって教育へのアクセスを生み出し、最低限の読み書きができるよう学習環境を整えまています。

  • 遠隔農村地で他に学ぶ機会のないシリア難民の子ども達を対象としたテント教室の運営
  • 登下校手段のない水上生活を送るカンボジアの子ども達を対象とした通学ボートの運航
  • 慢性的貧困下にあるスーダンの子ども達への学習機会の提供と学習環境の改善


子どもの保護安心・安全な環境で健康に心身発達が促進できるよう、子どもの生活コミュニティにおける社会心理的サポートを実施しています。

  • テント教室のチャイルドフレンドリースペース機能の促進
  • 子どもとのコミュニケーションや子どもの健康な発達に関する教師へのトレーニング


保健・栄養緊急人道的介入を必要とする子どもや、慢性的貧困下にありコミュニティにおける持続的取り組みが必要な子どもの健康状態を改善しています。

  • シリア難民の子ども達への食糧バスケット、衛生キット、救急セット、マルチビタミンシロップの配布
  • スーダンの農村地域小学校における学校菜園による給食提供(計画中)


子どもの参加子どもやコミュニティ自身がもつ力を引き出しながら、子ども同士の国際交流参加を通じ困難な現状を伝え、社会にポジティブな変化を起こすことを目指しています。

  • 各国と日本の子ども達との交流と相互発見や理解を創出するアートプロジェクト


いただいたご寄付はこのような活動の中でも特に、子ども達の学用品費や教育活動費として活用させていただきます。

08098833865

https://www.hopefultouch-jp.org/

代表:高田みほ

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