私たちの取り組む課題



先行きが不透明で、将来の予測が困難な昨今、やりたいことに真っ直ぐ進んでいける人が減っているように思います。この時代に生まれ育っている子ども達は尚更です。
そんな時代に必要なのは、様々な人とつながり、様々な考え方・捉え方を学ぶことではないでしょうか。更に、普段生活している地域で、年齢・性別・国籍・障がいの有無を超えてつながることが出来たらどうでしょう。地域の方々とつながることは、様々な不安を解消するきっかけになり、安心感を得られることで生活も楽しくなり、幸福感や自信につながっていきます。そしてその先に、自分という個性を認め、本当にやりたいことを見つけることができると私たちは考えております。
しかし、近年では町内会等に加入する人も減っており、地域の人々とつながることが出来る機会も減っています。特に、引っ越してきたばかりの方や、今まで近隣と関わりを持ってこなかった方が、長年住んでいる方々の輪に入るのはかなりハードルが高いです。そんな皆さんに地域とつながることの素晴らしさを知ってもらうには、どんな場所が必要なのか。それを考えたときに、スポーツがひとつのツールとなり得るのではないかと思い当たりました。スポーツは、人とつながるだけでなく、心身の成長にも寄与する素晴らしいものであり、3人に1人が運動不足と言われている現代において、健康寿命を伸ばすことにも寄与します。
そこで私たちが選択したのは「総合型地域スポーツクラブ」です。これにより、スポーツを通して地域のみなさんがフラットにつながり、大人達がイキイキと生き、子ども達がその背中を見ながら伸び伸びと育つような町づくりに貢献できると信じ、2023年1月より任意団体として活動を開始しました。そしてまずは、年齢・性別を問わず、誰でも参加できるバスケットボールサークルや、あまり知られていない競技を体験できるイベント等を、積極的に行ってきました。親子で参加される方も多いですし、小学生から70代までの3世代で参加してくださった方もいらっしゃいました。さらには、地域内のイベントや放課後キッズ等にも出向いて、地域の方々にスポーツを身近に感じていただけるような取り組みを行って参りました。また、本気で取り組みたい子ども達のために、一流指導者によるドッジボールスクールも開始しました。子ども達はキラキラの目でドッジボールを真剣に楽しみ、子ども達の成長を目の当たりにしながら、保護者間での仲間意識も生まれています。そういった活動の中で、スポーツによって皆さんの個性が見えやすくなり、お互いを尊重する空気が生まれやすいことを肌で感じております。
なぜこの課題に取り組むか



代表の私自身が、シングルマザーとして地域で1人息子を育てる中で、スポーツを通して出逢った方々に本当に助けられました。自分の子どものように叱ってくれる方がいたり、みんなでワイワイ食事をしたり、家族が増えたような感覚を味わうことができました。それが息子の成長に大きく影響したことは言うまでもありません。そして実は、私自身の成長にも大きく影響したのです。
だからこそ、今1人で子育てしている方々や、共働きで子どもとの時間が十分とれない方々、必死に頑張っているのに子どもに寂しい想いをさせてしまっていることに罪悪感を覚えている方々に、スポーツという言葉を超えたコミュニケーションを少しでも取り入れてもらえたらと深く思います。家族との時間はもちろん、自然と仲間が出来て、ただのスポーツする場所ではなくなっていくはずです。
支援金の使い道
私たちには、自前の活動場所も、倉庫も車もありません。学校の体育館やスポーツセンターをお借りして、理事長が自宅にボールやタイマー等、たくさんの道具を保管し、毎回大きなキャリーに積んで、理事長自身が徒歩で運んでいます。(しかもボランティアです)
これが非常に大変で、持続可能ではありません。
ですので、まずは運搬用の車の購入(またはリース)費用と維持費として利用させていただけましたら、とてもとてもとてもとても助かります!
その他、以下のようなことに利用させていただきたいと考えております。
●スポーツ用具の購入
●指導者・スタッフへの謝金
●事務所家賃
等
できるだけ様々な世帯の方にスポーツを楽しんでいただき、つながりを持ってもらえるよう、会費の値上げをせずに頑張りたいと思っています。
どうか応援のほど、よろしくお願いいたします!!