私たちの取り組む課題


私たち"保護わん"は『犬を飼う第一選択肢を保護犬に!』をメッセージに日本全国で啓発活動を行なっている動物愛護団体です。
通年の活動としましては、環境省と文部科学省に後援を受けた保護犬啓発ポスタープロジェクトにおいて、全国47都道府県21,000ヶ所以上の小中高等へポスターの掲示を行なっています。
最近では、保護犬の啓発ドキュメンタリー映画『吾輩は保護犬である』を制作し、全国各地での公開を行っており、お陰さまで各地で満員御礼の大好評を得ております。
また、動物愛護の講話とセラピー犬の活動を組み合わせた「いのちtoこころの教室」を少年院や児童自立支援施設などに出向いて行っています。
他には保護犬の写真集、保護犬のかるた、保護犬グッズなどのアイテムを使って、全国でイベントなどを行い保護犬の存在を知ってもらうための啓発活動を行なっています。
これらの活動は共通して、幸せになった元気で可愛い保護犬(元保護犬)たちの存在を知ってもらい、保護犬や動物へ関心を向けたり、命の大切さを知ることで「安易に犬を飼ったり、無責任に捨てたりしてはいけない」という価値観を持って貰いたいという思いで行っています。
そうして、少しずつではありますが、保護犬や動物に対する社会全体の意識と価値観を変えることで、殺処分の無い明るい日本の未来があると考えています。
*当団体では、ポジティブな手法での啓発活動を行っています。保護犬は可哀想だ、というような辛かったり悲しかったりの表現や同情を誘う方法での啓発は、一般の方から目を向けてもらえないという考えから、基本的に行っておりません。
なぜこの課題に取り組むか
殺処分の数は数字の上では年々減っています。しかし、その分引き出しをする愛護団体や、個人の預かりさんの負担が増えパンク寸前になっています。
また、ペットショップで売れ残った犬たちなどの流通過程での問題は、ほとんど表面に出ていません。
保護犬を生み出す蛇口は、人々の意識と価値観(消費者行動)にあります。これを変えなければ、保護犬はいつまでたっても生み出されてしまいます。ペットショップで購入するという需要がある限り、供給側のペットショップが無くなるわけはありません。
殺処分をゼロにする為には、蛇口を締めることが必要です。
その為にまずは、保護犬の存在そのものを知ってもらう事が大切です(最近ではマスコミに取り上げられる機会も増えてきましたが、世間ではまだまだ保護犬の存在は知られていません)。
そして、命の大切さを知ってもらい動物との共生の大切さと素晴らしさを伝える事が必要です。
マハトマ・ガンジーが言いました「動物をどう扱うかで、その国の資質が分かる」と。
日本の社会の常識を変えていく必要があるのです。
寄付金の使い道
・「いのちtoこころの教室」の製作
・映画「吾輩は保護犬である」の上映費用の補助
・保護わんチャンネル(YouTube)の動画製作
・子ども向けの啓発ビデオの制作
・子ども向けの啓発教材の開発
・各種啓発イベントの製作