事業の目的
多様な暮らしを交ぜる
なにげない日常の中で、児童・ひとり親・高齢者・障がい者・生活困窮者など、福祉の対象となる人達と出会ったり、
一緒に活動する機会は少ないのではないでしょうか。
共生社会という言葉はうわすべり、福祉の対象となる人々の日常は、
当事者・その家族・支援者という登場人物で構成されていることが多く、地域社会との接点は少ないのが現状。
彼ら彼女らは、まちに居場所の選択肢が少なく、人とのつながりが希薄になりやすい傾向にあります。
その一方で、私達は自身の生活のことで忙しくて、多様な人々が同じ国やまちに住んでいて、
その人達が様々な困りごとや生きづらさを感じていることに目を向ける余裕は、なかなかありませんよね。
地域にはもっと、多様な人々が自然と関われる場所が必要だと考えています。
まず出会うこと、そして、知ること。
良き隣人として、あるいは友人として、ななめの関係性が持てること。
そんなきっかけをいろんな人が持てるように、
空き家だった一軒家を地域の集い場として開放しています。
これまでの活動
だれでも歓迎の地域サロン
週に一度、空き家だった一軒家を地域に開放して、多様な人々の居場所づくりをしています。
地域のおばあちゃんたちが集まってごはんを作ってくれて、みんなで一緒にお昼を食べています。
来たいときに来て、自分の家のように過ごして、帰りたいときに帰る。
各々気軽に自由に、まるで家族のように時間と空間を共有しています。
もともとは高齢者の孤立・介護予防として始めた取り組みが、今では不登校の子どもたちや
悩める若者、子連れのママさん、移住者、海外からの旅人なんかも集うようになりました。
機会があったらぜひみなさんも遊びに来てくださいね。
これまでの事業成果
年間5000人以上が集まるお家
世代や国籍、性別や社会的立場を越えて人が集まるソーシャルハウス宝島。
最近では地域の人達だけでなく、視察者や旅人など、全国から訪問者がやってくるようになりました。
年間に5000人以上が集い、人のつながりや笑顔が溢れ、
日々人がとなりあう豊かさを実感することができています。
これも理解や応援してくれる方々があってこそ。
これからも"人がとなりあう景色"をつくることで、暮らしの安心感を作っていけたらと思います。