事業の目的
現在の日本ではまだまだ性に関することはタブー視される環境にあり、オープンに相談できる場所がなかなかありません。
また、若者たちの周りには様々な情報が溢れていますが、必ずしも全てが有益な情報であるとは限りません。
そんな状況で、若者たちが気軽に性について相談でき、学べる場所を提供したい。そのために2021年8月から「ユースカフェ」の開催を始めました。
しかも、待っていてもなかなか若者たちが自ら相談に来てくれることは少ない。
ならば、若者たちがよく出入りする場所にこちらから出向いていけばいい、ということで、出張型のユースカフェとしました。
2023年4月からは、若者向けだけではなく、広くどなたにでも参加してもらえる場所も作りたいと思い、今はユースカフェと合わせて「性教育カフェ」として展開しています。
また、多くの場所で貸し本棚等を利用し、カフェを開催していない時でも性教育に関する書籍を自由に手に取ってもらえる取り組みも実施しています。
予約不要、出入り自由、相談無料で気軽に立ち寄ってもらえる場を提供しています。
現在は兵庫県神戸市、明石市、播磨町を中心に、定例の場所での開催のほか、大学の学園祭への出展等を行っています。また、宮城県でも活動を始めました。
今後も開催できる場所を少しずつ増やしていきたいと考えています。
これまでの活動
【定例開催】
(主に中高生等の若者向け)
・兵庫県明石市:明石駅前「中高生世代交流施設AKASHIユーススペース」(2022年8月~)
・神戸市:阪神御影駅前「ユースプラザKOBE・EAST」(2022年9月~)
(広く一般向け)
・兵庫県播磨町「ニューハリマ図書室」(2023年4月~)
・兵庫県明石市「ウィズあかし」(2023年5月~)
【その他、不定期で開催】
・大学の学園祭に出展(神戸学院大学、兵庫県立大学 等)
・宮城県でも仙台市、多賀城市、大崎市で開催がスタート
これまでの事業成果
【開催実績】
令和4年度: 4ヶ所 17回
令和5年度:11ヶ所 56回
・ユースカフェでは、何度も顔を合わせる生徒さんや、講演先で出会った生徒さん等と、少しずつ話ができる関係性が作れてきた。
・2年連続で学園祭に出展したところでは、「昨年も教えてもらったけどまた来た。忘れていることもあったことがわかった。」「昨年もよく話を聞いてもらえたからまた来ました。」など、この場が必要とされていることがわかるお声をたくさんいただいた。
・他にも、「ずっと相談したかったけど今まで相談できる場所がなかった」という声も多く、1回の来場者数は少ないこともあるが、継続した場の提供の必要性を感じている。
事業の必要経費
・全ての若者に配布したい「#つながるBOOK」やリーフレット等の印刷費
・必要書籍、コンドーム、生理用品等の購入費
・貸し本棚の利用料
・会場使用料
・スタッフの人件費及び交通費