事業の目的
子どもたちの周りに様々な情報が溢れる中で、小さい頃から子どもたちにきちんと正しい知識を与えていくことは必要不可欠です。
しかし、親である世代がきちんと性教育を受けてきていないため、小さい頃からの性教育の必要性を認識していなかったり、認識していても親自身が性に対して羞恥心や抵抗感があったり、知識をきちんと持ち合わせていないことも多く、家庭での性教育はまだまだハードルが高いものとなっています。
そんな中で、絵本はとても心強いツールになります。
代表の大石真那は、性教育絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」を2021年5月に出版しました。乳幼児の保護者の中心に多くの方々に指示され、2023年10月現在、第4刷が発行されています。
今後もこの絵本を更に広めていくことで、小さい頃からの性教育の必要性をより広く知ってもらい、子どもたちが性について正しい知識を持つこと、生き方の多様性を知ること、そして話をする親御さんや大人の方自身にも新たな発見があることを祈っています。
今後は絵本を更に広めていくため、施設への絵本の寄贈を継続するとともに、
絵本アンバサダーを養成し、この絵本を一緒に広めてくださる方を増やしていきます。
これまでの活動
2021年5月、代表大石が個人でクラウドファンディングにより「げっけいのはなしのはなし いのちのはなし」を全国の子どもたちに届けるプロジェクトを実施しました。
266名の方から約174万円のご支援をいただき、全国133か所の施設(保育園、幼稚園、小学校、中学校、図書館、子育て支援センター等)へ寄贈させていただきました。
プロジェクト詳細はこちらです。
https://readyfor.jp/projects/ehon-gekkei
なお、この「げっけいのはなし いのちのはなし」はすでに第4刷が発行され、
「全国学校図書館協議会選定図書」にも選定されています。
今後も更に施設等への寄贈を継続するため、寄贈させていただける施設を募集しています。
特定非営利活動法人HIKIDASHI|絵本による性教育 (ikiru-hikidashi.org)
また、この絵本を通して小さい頃からの性教育の大切さを一緒に広めてくださる「絵本アンバサダー」を養成しています。
2024年年4月現在、全国各地そして海外で合わせて44名の絵本アンバサダーが活躍中です。
これまでの事業成果
この絵本を手にしたことにより、親御さんからは、
・子どもに性について聞かれた時に、絵本を使って戸惑わずに説明ができた。
・小さい頃に話をすると、こんなにも素直に理解してくれることがわかった。
・月経についてだけではなく、命の始まりや生き方の多様性についても書かれていて、幅広く伝えられることがとても良いと思った。
等の嬉しいご感想をたくさんいただいています。
事業の必要経費
・施設への絵本寄贈費用
・絵本の点字版作成費
・在日外国人向けリーフレット作成費
・絵本アンバサダー制度運営費用
・その他運営にかかる費用