事業の目的
「寄付がどのように使われているかわからない」
そんな不信感のために、寄付がなされなかったり、寄付をする喜びを味わえないことは寄付者にとってだけでなく、NPOにとって損失です。さらに言えば、そのNPOの活動によって恩恵を受ける当事者の皆さんにとっても大きな損失があると思います。私たちは「寄付してよかった」という喜びを広げ、NPO、当事者、寄付者の皆さんが喜びあえる未来を実現していきます。
そこで私たちがGift - Challenge事業では寄付を集める『NPOをサポートする活動』と『市民のみなさんに対してNPO活動や寄付を啓発する活動』を行っています。
NPO向けの活動
1、NPOの会計相談
2、NPOファイナンスの通信教育プログラム『F,Lab』
3、寄付啓発
一般の方向けの活動
1、参加型ワークショップ
2、Charity Design
これまでの活動
【募金箱による団体の支援】
西日本豪雨災害支援募金箱 設置店舗数 26店舗 86,627円
そうしくんを救う会の募金箱 設置店舗数 24店舗 162264円
たけるくんを救う会の募金箱 設置店舗数 60店舗 1565570円(メルマガによる寄付も含む)
認定NPO法人DxPの募金箱 設置店舗数 45店舗 71206円
【助成金事業】
助成総額:600,000円
申請団体:7団体
交付団体:4団体
交付分野:障害(3)、こども(1)、環境(1)
【会計講座 / FD講座】
= 2020年6月 - 2021年5月 =
- 会計講座15回
- FD講座 延べ54回
- その他講座:クラウドファンディング講座、助成金獲得講座、動画編集講座 etc
- 支援団体数51団体
- 個別相談:200件以上
【F,Lab】
受講団体:6団体, 個人参加2名
減額措置:5団体適用
これまでの事業成果
Gift - Challenge事業はここまで見ていただいた通り、私たち自身のチャレンジの歴史でもあります。その中で一貫してブレていないのは、「寄付の成功体験の創造」という軸です。平たく言えてば寄付をしてよかったという体験を作れてきたかです。それぞれの事業においてその成果を見て取れますが、これから安定して実施していくであろうF,Labに焦点を当てて、書かせていただきます。
2021年9月現在、『F,Lab』参加団体のうち一つの団体がクラウドファンディングを立ち上げ、600,000円の資金調達に成功しました。
金額だけでなく、その団体さんは「寄付の成功体験の創造」までできていました。
”今まで寄付の声かけができなかったメンバーが胸をドキドキさせながら寄付の声かけにチャレンジしたんです。その結果、職場で普段は寄付なんてしないような人が「あんた、今、寄付集めてるんか。ほんなら寄付するわ。」と寄付を申し出てくれました。寄付声かけ初チャレンジのご本人は涙が出るかと思ったと報告してくれました。"
"クラウドファンディングで後半は皆さん自然と上乗せで支援をしてくれました。"
調達した資金を使ってこの団体がプロジェクトを成功させ、寄付をしてくださった皆さんと喜びを分かち合えた時、「寄付してよかった。」という気持ちを広げていけるように私たちは活動を続けていきます。ぜひ、私たちと一緒に寄付する喜びを広げていきませんか?
事業の必要経費
NPO向けの活動
▼NPOの会計相談
主にNPOの「お金の悩み」に寄り添い、解決を目指してサポートしていきます。具体的には決算書の見方、考え方から処理手続きまでの相談や寄付をはじめとした資金調達手段の相談などを受け付けています。
▼NPOファイナンスの通信教育プログラム『F,Lab』
『F,Lab』は当事者、NPO、寄付者の三者に喜びを広げる三方よしのNPO経営を実現することをサポートするために体系的なトレーニングを提供するプログラムです。
このプログラムの特徴は一つの団体から5名まで登録していただくことができ、団体メンバーが共に学びあっていくところにあります。初めは代表のカリスマ性でお金を集めているところからでも、最終的には組織全体で寄付を集められる状態を目指しています。その理由は一人の人が頑張り続ける寄付は持続可能性を損いやすいからです。つまり、組織として、安定した力強い経営をできるようになるためにはチームのファンドレイジング能力が高まっていかなければならないということです。
そこで、5名のメンバーに対して、『F,Lab』は動画コンテンツ / ホームワーク / トレーニング / 個別相談という4つのアプローチで学習機会を提供しています。動画コンテンツは会計と寄付の集め方に関する知識をインプットするための講座を動画にしたものです。ホームワークではその動画の中でお伝えした方法論に基づいて経営計画を練り直していただいたり、資金調達の計画を立てていただきます。トレーニングは実際に声をかけるための練習を行います。優秀な営業マンはお客様に声をかけるための練習を行い、振り返りますが、私たちNPOにはあまりその習慣がありませんので、トレーニングでは、「知っている」から「できる」状態になっていただくためのプログラムです。最後の個別相談では、それぞれの団体の課題解決に向けたお悩みをお聞きし、解決策を一緒に考えていきます。
▶︎寄付啓発
NPOを運営される方の中には「寄付を集めるのはちょっと…。」と抵抗感を持たれる方が少なくありません。そこで、「寄付者にとって『良い寄付』とはスポーツチームを応援するような感覚です。」とよくお伝えしています。勝ったら一緒に喜び、負けたら一緒に悔しがり、シーズンが終わりにはお疲れ様と讃え合える関係性があると思います。その一体感を通じ、より多くの資源がNPOに届き、それを使って事業で成果を上げる。そんな好循環を生み出していくことができれば、寄付収入だけでも安定した経営を実現できると私たちは考えています。
私たちはNPOのみなさんに寄付を受けることの重要性と可能性を伝え、市民のみなさんをより積極的に巻き込んでいくことを啓発するための講座やイベント、プロジェクトを実施してきました。「Giftさんと出会ってから寄付が集まるようになりました。」との嬉しい声もいただいています。これらの活動は私たちにとっては仲間が増えていくようでとても嬉しく感じています
一般の方向けの活動
▶︎参加型ワークショップ
一般の方向けには社会問題について語り合ったり、お金について考える場を開いたりしています。これらの企画を通じて、NPOに寄付をすることの意味を様々な観点から捉えていただけています。参加者の皆さんからは…。
「寄付について興味が持てました」
「NPOを身近に感じられました」
との嬉しい声もいただいています。寄付は私たち一般の市民にできる問題解決への参加です。一緒により良い社会を作りたいという仲間とつながっていけることが私たちの喜びでもあります。
▶︎Charity Design
これまで事業者の皆様と連携し、募金箱プロジェクトの企画、寄付付き商品の企画を通じて、NPOと企業のコラボレーションを進めてまいりました。チャリティの形をデザインすることで市民の皆さんが寄付を楽しいもの、面白いものとして寄付体験を捉えてくださるような機会をこれからも作ってまいります。
【法人全体】
人件費:法人の管理業務、会計等相談業務、『F,Lab』関連業務、広報業務
通信費:事務所のwifi環境、ビデオ通話アプリzoom契約料、
交通費:講座や相談の移動時
講師料:講座等を開く場合の謝礼金
開発費:新しい事業や講座を創るための人的、知的資源の確保
家賃:事務所として共同利用スペース、物品・備品の管理場所の確保
マンスリーサポーター様 10名 ⇨ 1団体への『F,Lab』減額措置適用
現在、5つの団体への減額措置が適用可能です。
2022年度は10団体への適用を目指しています。皆様のご支援、よろしくお願いします。