私たちの取り組む課題



こどもの豊かな体験機会の不足と家庭環境による体験格差
なぜこの課題に取り組むか



ふじこども自然学校とは?
私たちは、2016年に設立し、静岡県を中心に、小中学生へ自然体験や共同生活の機会を届けるNPO法人です。
自然体験キャンプやスキー教室、旅行企画、農業体験などを通じて、こどもたちが自分で考え、仲間と協力し、失敗や成功を重ねながら成長できる場をつくっています。
2026年12月には設立10周年を迎えますが、これからも「すべてのこどもが豊かな体験を通じて自分らしく成長できる社会をつくること」をビジョンに、こどもたち一人ひとりの安全と成長を第一に考える姿勢を守りながら真摯に活動を続けてまいります。
こどもたちに、挑戦できる体験を
こどもたちには「自分で考え、挑戦し、失敗して、またやってみる」経験が必要です。しかし、生活環境や家庭の経済状況によって、その機会には大きな差があります。
少子化や生活様式の変化、デジタル機器の普及、地域コミュニティのつながりの希薄化などにより、こどもたちが日常の中で自然に触れ、異年齢の仲間と遊び、自分で考えながら行動する機会は以前より得にくくなっています。学校や家庭では安全性や時間的な制約もあり、火を使う、野外で調理する、自然の中で試行錯誤する、仲間と役割を分担して生活するといった体験を十分に経験できないこどもも少なくありません。
また、こうした体験は誰もが同じように得られるものではなく、家庭の経済状況、保護者の時間的余裕、居住地域、移動手段などによって参加できる機会に差が生じます。近年は、このような「体験格差」が、こどもの学びや成長の機会そのものの格差につながることも課題として指摘されています。
こどもにとって、最初から正解が用意されていない環境の中で、自分で考えて行動し、仲間と相談しながら乗り越えていく経験は非常に重要です。
そこで得られる
「自分にもできた」
「あきらめずにやり切れた」
「仲間と力を合わせてできた」
という実感は、主体性や自立心、協調性、責任感、コミュニケーション力だけでなく、自分自身を肯定する気持ちや、次の挑戦に踏み出す自信にもつながります。
これまでの実績と目指す未来
私たちは、自然体験キャンプや農業体験などを年間30回ほど実施し、毎年約1,300名、設立から約10年間で延べ約9,000名のこどもたちに体験の機会を届けています。直近3年間の参加者のリピーター率は55%で、継続して参加するこどもも多くいます。こうした実績からも、こどもたちや保護者にとって、継続的な体験の場へのニーズが高いことがうかがえます。
自然体験や共同生活を通じて、こどもたちが安全に見守られながらも、大人から一方的に答えを与えられるのではなく、自分で考え、挑戦し、時には失敗できる環境を大切にしています。成功だけでなく失敗も成長につながる経験として受け止め、一人ひとりがそれぞれのペースで「できた」という実感を積み重ねられる場をつくっています。
そして、家庭環境や経済状況にかかわらず、できるだけ多くのこどもがこうした豊かな体験に出会い、人との関わりの中で自信を持ち、自分らしく成長していける社会をつくることを目指しています。
代表者メッセージ
ふじこども自然学校を立ち上げてから、まもなく10年を迎えます。
設立当時、静岡県内には宿泊を伴う自然体験を継続的に提供する団体がほとんどありませんでした。こどもたちが学校や家庭では得にくい体験に出会える場をつくりたいという思いからこの活動を始めました。
活動を続ける中で、こどもたちが自然の中で仲間と出会い、初めてのことに挑戦し、「できた!」と笑顔になる瞬間を何度も見てきました。最近では、小学生の頃から何度となく活動に参加し、自分を支えてくれたスタッフを、年齢は違っても兄や姉のように慕い、憧れを抱き、高校生になって今度は自らスタッフとして活動を支える側として参加してくれる子も出てきました。
こうした姿を見るたびに、スタッフとこどもの間に確かな信頼関係が築かれ、体験を重ねる中で精神的にも大きく成長していることを実感します。
私たちの活動は、単に「楽しかった」で終わるものではありません。自然の中で仲間と協力し、自分で考え、挑戦し、時には失敗する経験を重ねることで、心身ともに成長し、これから大人になっていく上で必要となる力を身につけられる場でありたいと考えています。
支援金の使い道
みなさまからいただいたご寄附は、一人でも多くのこどもに豊かな体験を届けるために活用します。
・経済的な事情などにより参加が難しいこどもの参加支援
・自然体験をより充実させる教材・材料・活動備品
・ライフジャケットや救急用品など、安全な活動環境の整備
・こどもを支える大学生・若者ボランティアの育成・安全研修
・より多くのこどもへ活動を届けるための広報・募集費
・活動を継続し、より多くのこどもへ届けるための運営費
こどもの「やってみたい」を家庭環境によって諦めなくていい社会へ。
一人でも多くのこどもに新しい体験を届けるため、みなさまのご支援をお願いいたします。

