私たちの取り組む課題



1. 【社会的課題】不登校児童生徒と家庭の孤立
- 居場所の不足: 学校外で安心して過ごせる「公的な場」が限られており、多くの子どもが自宅に引きこもりがちになっている現状。
- 保護者の精神的負担: 不登校に伴う育児の不安や将来への焦りを、保護者が一人で抱え込み、家庭全体が社会から孤立してしまうリスク。
2. 【教育的課題】多様な学びの選択肢の欠如
- 一律的な教育システム: 既存の学校の枠組みに馴染めない子どもたちが、自信(自己肯定感)を失い、自立への意欲を削がれてしまうこと。
- 体験機会の格差: 集団活動が苦手な子どもたちが、自然体験や地域交流などの「生きた学び」に触れる機会が制限されていること。
3. 【地域・福祉的課題】つながりの希薄化
- 孤食や多世代交流の減少: 地域コミュニティが弱まり、子どもを地域全体で見守る「斜めの関係(親や先生以外の大人との関わり)」が減っていること。
4. 「助けて」と言えない孤立(心理的ハードルの解消)
- 一番大きな課題は、本当に困っている家庭ほど、自分から相談窓口や行政に足を運ぶのが難しいという点です。近所の話せる場所として常時開設しておく。
なぜこの課題に取り組むか



【タイトル:100人いれば、100通りの育ち方があっていい】
「学校に行かなければならない」というプレッシャーの中で、多くの子どもたちが本来持っている輝きを曇らせています。理事長である私自身もわが子の不登校を経験し、子どもたちが「正解のない未来」を生き抜くために必要なのは、教育の強制ではなく、圧倒的な「安心感」と「自由」であると感じています。
子どもたちの「今」を否定せず、未来へのエネルギーを蓄える場所を守り続けること。それが、私たちフリースペースコティがこの課題に向き合い続ける理由です。
【タイトル:「助けて」と言えることが、子どもの未来を守る一歩になる】
子育ては本来、地域社会全体で担うべきものです。しかし現代では、発達障害への無理解、ヤングケアラーとして幼い背中に重荷を背負う子どもたち、そして限界を迎えた末のネグレクトといった、痛ましい連鎖が家庭という密室で起きています。
私自身、親として子育ての困難に直面したとき、一番怖かったのは「誰にも頼れないこと」でした。経済的に余裕がなく、心の糸が切れそうなとき、人は正常な判断ができなくなります。孤立は、子育ての「困り感」を「悲劇」に変えてしまうのです。
私たちが取り組むのは、この「孤立の連鎖」を断ち切ることです。発達に特性がある子も、家庭の事情を背負う子も、そして「親」という役割に疲れ果てた大人も。経済的・心理的な障壁を取り払い、誰もがSOSを出せる場所を作る。それこそが、命を守るための最優先課題だと確信しています。
支援金の使い道



支援金の使い道:4つの事業を通じて、親子の「孤立」を防ぎます
皆様からいただく温かいご支援は、フリースペースコティが展開する「4つの柱」となる事業に、大切に活用させていただきます。
私たちの活動の根底にあるのは、理事長である私自身が子育ての孤独と葛藤の中で痛感した「誰もがSOSを出せる場所の必要性」です。ヤングケアラー、ネグレクト、発達障害、そして親の孤育て。これらの課題に対し、専門的なケアと温かな繋がりを絶やさないための運営資金として活用させていただきます。
1. 相談・心理的支援事業
「親が一人で泣かずに済む場所を、守り続ける」 発達障害への理解不足や子育ての「困り感」から、心身ともに限界を迎えている保護者の方への個別相談や、専門スタッフによる心理的ケアを実施します。
- 用途: 専門カウンセラーの配置、相談窓口の運営、保護者の心を癒やすワークショップの開催
2. ヤングケアラー・ネグレクト予防事業
「家庭という密室に、地域の風を届ける」 重い荷物を背負った子どもたちや、余裕をなくした家庭を早期に発見し、適切な支援へ繋げます。
- 用途: 専門機関との連携、見守り活動の維持
3. 多様な学びと「心の安全基地」運営事業
「ありのままの自分でいられる、第三の『家(Koti)』を維持する」 子どもたちが特性に関わらず自分らしく過ごせる環境を維持します。自己肯定感を育むための体験活動や、一人ひとりの興味関心に合わせた教材の提供を行います。
- 用途: 拠点の維持管理費(光熱費・設備費)、学習教材・創作活動のための備品購入
4. 地域コミュニティ・孤育て解消事業
「地域全体を、大きな家族のようなセーフティネットに」 多世代が交流する場(子ども食堂キートス等)の運営や、保護者同士が弱音を吐き出せるコミュニティ作りを推進します。「独りで育て、独りで悩む」文化を、地域で支え合う文化へ書き換えます。
- 用途: 地域交流イベントの企画運営、ボランティアの育成、情報発信(広報誌)の充実
皆様のご寄付が形にする「安心の目安」
- 3,000円のご寄付: 限界を感じているお母さん・お父さんへの、専門スタッフによる寄り添い相談1回分になります。
- 5,000円のご寄付: 子どもたちが安心して過ごせる環境(光熱費や教材、安全な空間)を1週間維持するための費用になります。
- 10,000円のご寄付: 地域と親子を繋ぐ交流会を開催し、数世帯の「孤立」を防ぐきっかけを作ることができます。
理事長より
かつて私が孤独な子育ての暗闇の中にいたとき、欲しかったのは「専門家を頼ることができ、親子でホッとできる場所」でした。 皆様のご支援は、単なる運営費ではなく、今この瞬間に「助けて」と言えずに不安を抱えている親子への、温かい差し伸べられた手そのものです。

