私たちの取り組む課題
ひとり親の支援
私たちがこれまで見てきたこと、経験してきたことを通じて、ひとり親家庭に対する物資の支援を行います。みんなで支え合うことで、 1人でも多くの笑顔を広げていきたいと考えています。
現役Jリーガー4人が、自分たちの価値を社会に対して発揮していくために『NPO法人ツナグーFootballer』を設立しました。私たちが今日も、サッカーの世界で生きていられるのは、沢山の方々の支えがあるからです。そんな自分たちが「誰かのイマを支えていきたい」という想いを持ち、皆さんの協力を得ながら活動していきます。
ひとり親の課題と現状
・ひとり親世帯について
現在の日本では「ひとり親と子供からなる世帯」は、およそ500万世帯といわれています。これは2015年から約60%増となっており、子供がいる世帯の中でひとり親世帯の占める割合は約9%となっています。また、「プレシングルマザー」「プレシングルファザー」と呼ばれる、夫や妻と別居の状態で離婚前の母親、父親も多いと言われています。離婚が成立するまでにはある程度の期間が必要なケースが多く、法律的に離婚が成立していない場合、手当や給付金を受け取ることができません。このような背景によって、母親のみで生計を立てなければならない家庭も増えています。
・ひとり親世帯が感じる課題
経済的側面からくる子育ての困難は、ひとり親世帯が感じている課題の1つです。生計を立てることと、子どもを育てることをひとりで両立する必要があり、どちらも満足にできていると感じる家庭は多くないのが現状です。そのために子どもに対して十分な衣食住環境を与えられず、「申し訳ない」という想いを抱えなければいけない状況になっています。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの存在意義
・「いま」助けが必要なひとがいる
経済的に苦労しているひとり親世帯は数多くいます。毎日生きていくうえで「いますぐに」助けを必要としている方が多くいるのが現状です。そのような方たちに、生活をするために必要な物資をそれぞれ選んでもらい、物資の支援を行います。
・アスリートが取り組む意味
私たちサッカー選手(アスリート)は、競技を通じて人々に価値を与えるべき存在だと思っています。興行により経済を動かしたり、プレーでお客さんの感情を動かしたりすることでの、世の中への影響力を少なからず持っていると思っています。そして、競技以外でも社会のため、人のために力を発揮して、応援されていた私たちが「誰かを応援することができる環境」を作りたいと考えました。アスリートは競技に100%で取り組むのは当然、そして競技以外でも社会のために価値を最大限に活かして還元していくという認識が当たり前になることも私たちの願いです。アスリート界がより社会と一体になるために、この活動が一助になることを願っています。
寄付金の使い道
「親に」
①物資の支援
米、乾麺、調味料などの食品、ティッシュ、ハンドタオルなどの生活用品を支援することができます。
②選択肢が増える
物資を受け取れることで、その分のお金を他のことに使えて生活や子育ての選択肢が増えます。
③笑顔が増える
些細な支援でも少し心にゆとりができたり、社会との繋がりを感じれる機会が増えます。
「子どもに」
①物資支援
粉ミルク、離乳食、栄養補助食品などの食品、おむつ、おしり拭き、洋服などの生活用品を支援することができます。
②選択肢を増やす
親のゆとりが少しでも増すことで、子供が新たなことにチャレンジできる可能性が増えます。
③笑顔が増える
親のゆとりが少しでも増すことで、子供への接し方が変わります。親の子供への影響は大きいです。
「社会へ」
①支援の輪が増える
皆さんが支援を発信することによって、この活動の認知がさらに広がり支援の輪が広がっていきます
②助け合いの精神が広がる
自分は誰かの為に行動ができていると思えることで、自己肯定感が増して、さらに人のためを考えられるようになります。
③社会の将来を担う子供たちの手助けになる
支援による家庭の変化や社会との繋がりが増えることが将来の子供の選択肢を増やすきっかけになる可能性があります。
「NPO法人ツナグーFootballerから」
私たちの活動で大きな変化を生むことは難しいかもしれません。しかし、物資支援での少しの変化が親や子供の将来の何かを変えるきっかけになる可能性はあります。
大きなことはできなくても寄り添える存在になり、さらにその輪を広げられるようになっていくことが僕らの目標です。