私たちの取り組む課題
わたしたちの取り組みは、大きく3つあります。
一つ目は、無料で食事を提供し、無料で学習支援や社会活動をすること。
二つ目は、できるだけ有機野菜や無添加の食材を使ったり、テイクアウトの際はエコ容器やリユースできるものを使うなど、環境に配慮した運営をすること。
三つ目は、お互いに「助けて」と言い合えるような関係性の縁を紡いでいくこと。
なぜこの課題に取り組むか
『えん食堂つむぎ』は、歴史学者の藤原辰史先生のご著書『縁食論』から着想を得て名付けました。
『縁食論』では、無料の食堂に言及をされており、日本でも無料食堂を根付かせてみたいと思いました。
おかげさまで、えん食堂つむぎを始めて3ヶ月が経ちました。
主に、小学生の子どもが来てくれて、子どもたちはその場で食べて帰り、ご家族の分は希望者のみタッパーを持ってきてもらいテイクアウトをする、という形をとっています。
少しずつ活動も知られてきて、地域の方からご支援をいただいたり、継続して来てくださるボランティアさんが増えてきたりしています。
当初、わたしたちは環境に配慮した運営をすると掲げており、できるだけ有機野菜や無添加のものを使いたいと書いていました。
しかし、現状では、有機野菜の八百屋さんからご寄付いただくお野菜以外は、そういったものを使用できていない状態です。
物価が高騰していることが一番の原因ですが、やはり、持続可能な運営を考えると、なかなか割高な野菜や調味料などにお金を割けない状況でいます。
周りまわって、この活動が、遠くの貧困国の方たちの生活や将来の子どもたちの生活を脅かしてしまっていると思うと、食材のレシートを見るたびに悔しく申し訳ない気持ちになってしまうのですが、だからといってこの活動を終わらせるわけにはいかないし…といつも苛まれています。
なかなか現実は厳しく、優先順位をつけながらですが、少しずつ、誰も犠牲にならないような理想の運営ができるように努めます。
引き続き、
①食べることと学びを深めることは最低限の権利だと考え、それらを守ること
②できるだけ環境に配慮した運営をすること
③助けてと言い合える関係性を紡ぐこと
を念頭において運営していきますので、更なるご支援を、どうかよろしくお願いいたします。
寄付金の使い道
有機野菜や無添加の食材の購入や活動に必要な備品の購入、ボランティアの方の交通費など、すべて活動資金に使用いたします。
尚、1食当たりの予算を350円と見積もっています。
当日ボランティアも含め、毎回約20名分の食事を用意する予定です。
年間で約33万円必要です。
また、会場代は、西法寺さんのご厚意により無料ですが、新型コロナの感染状況によってテイクアウトにする場合もあり、環境に負荷の少ない容器やリユースできる容器も購入する予定です。
その他、ボランティアの交通費や、チラシの印刷代、新型コロナ感染対策費用など、諸々資金が必要です。
年間で15万円ほどを見積もっています。