私たちの取り組む課題
私たちは「子どもの貧困」は全ての子どもたちにとって重要な課題と捉え取り組んでいます。
近年「子どもの貧困」がクローズアップされ、当団体でも子育て中の経済的困窮世帯の為に何かできることはないかと常に考えてきました。その結果、2016年に「学生服バンク」事業、2020年に「子どもの夜間の居場所」事業、2022年に「無料学習塾」事業をスタートしました。
特に長崎県は子どもの貧困率が11.2%(約9人に1人)で、ひとり親の貧困率は30.2%となっています。その中で児童扶養手当を受給している世帯は9.2%で全国平均の7.1%を上回っていることが令和2年度の国勢調査によって明らかになっており、今後も継続した手厚い支援が求められています。
「子どもの貧困」は子どもに責任はなく、家庭の状況によって教育の機会(進学・塾へ通う等)が失われてしまったり、子どもの孤立・孤食による自己肯定感の低下を招いたり、やりたいことに制限を掛けられるような状況は本来あってはなりません。
また支援をしていく中で、子どもだけでなく保護者の支援も並行して行うことが重要だと感じ、保護者向けの支援にも取り組んでいます。
なぜこの課題に取り組むか
平成25年6月に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が成立し、令和元年6月には同法が改正され子どもの「将来」だけではなく「現在」の生活等に向けても
子どもの貧困対策を総合的に推進することなどが示されました。
私たちの身近にいる子どもたちが家庭の経済状況によって様々な子どもの権利を奪われることなく「現在」を前向きに過ごせるように、微力ではありますが私たちにできる支援を
今後も継続していくつもりです。
寄付金の使い道
「子どもの夜間の居場所」へ通う子どもたちの利用料金(食費・送迎費)の減免およびスタッフの人件費