私たちの取り組む課題
不登校の児童・生徒(小~高校学生)は全国で約24万人います(令和2年度の資料)。
ざっとした計算になりますが、40人クラスに1人は不登校の児童・生徒がいる計算になります。
これまで不登校児童生徒の数は緩やかに推移していましたが、平成26~27年辺りから、不登校児童生徒の数が増加しています。
不登校状態に陥ってしまう児童生徒の多くは「無気力・不安」な状態であることが多いことが解っています。
私たちは寄宿生活をベースとした不登校支援活動を行っています。
年齢や性別、育ってきた環境の違う児童生徒たちが寄宿生活を行い、
みんなで一緒に食事を作り、掃除をし、様々な体験活動を行い、必要であれば勉強を行います。
いわゆる“あたりまえ”とされている日常生活を繰り返し行っているのです。
この日常生活を積み重ねながら、「自分のやりたいこと」や、「自分が乗り越えなければいけない課題」などを見つけ、
「無気力・不安」な状況を本人のペースで乗り越えています。
なぜこの課題に取り組むか
フリースクールや居場所支援など、
不登校状態の子どもを支援する団体や個人はたくさんあります。
支援の方法は様々ありますが、私たち団体は
①野外活動での自然とのふれあい活動
②親から離れた環境で寝泊まりをし、自活を行う宿泊活動
この2項目は、不登校状態の子どもたちを支援するにあたり、欠かせない項目だと考えています。
寄宿生活をやり抜いた子どもたちは、子どもたちが元気にそれぞれの所属に戻っていき、
自分に自信を持って人生を歩んでいます。
もちろん途中で躓く子もいますが、そんな時はすぐに「ここから」に来て、
仲間や指導員に近況を報告して、みんなでああだこうだと話をしています。
そうしているうちに自然と「まぁもう一回がんばるわ!」と、思いはじめ、
またそれぞれの所属に戻っていきます。
団体のビジョンでもありますが、
「一人でも多く子ども達を元気にしたい。」
と、いう思いが、不登校支援に取り組む理由です。
寄付金の使い道
いただいた寄付金はすべて運営費に充てようと思っています。
運営費の内訳
食費、光熱費、水道代、燃料代
消耗品購入費、施設維持管理費…等