私たちの取り組む課題
私たちについて
国際ビフレンダーズ大阪自殺防止センターは、「傾聴」と「ビフレンディング」によって、自殺を考えているほどの孤独、苦痛、抑うつなど、感情面の支援を行うことを目的として、1978年1月20日に設立されました。
私たちは、悩みを持つ人の感情面に焦点を当てることを大切にしています。
専門家でも、アドバイザーでもない。ひとりの友だちとしてそばに居て、ありのままの気持ちを受けとめることで、「話せてよかった」と、その方の気持ちが和らぎ、生きていくひとつの支えになることが、私たちの願いです。
私たちの活動
・自殺を考えるほど苦しんでいる人のための電話相談
・チャットによる相談窓口「ビフレンダーズチャット」
・自死で大切な方をなくされた人のわかちあいの会「自死遺族のつどい」の開催
・自殺についての正しい知識を啓発するための講演活動
・心によりそうにはどうすればいいのかをテーマとした研修会の開催
なぜこの課題に取り組むか
なぜ"死にたい気持ち"によりそうのか
年間2万人を超える自殺者数。
15歳から39歳の死因の第一位は自殺。深刻な若者の自殺。
コロナ禍の影響もあり、多くの方が追い詰められ、苦しんでいます。
自殺を考えるほど苦しんでいても、その悩みを周囲の人にはなかなか打ち明けることができません。
大切に想うからこそ話せないこともあります。
「死にたい」と、抱えきれない思いを誰にも言えず、ひとりきりで苦しさに耐える、孤独の中にいる人たち。
そんな人たちの、"死にたい気持ち"も含め、誰にも話せなかった想いを受けとめることで、心によりそいながら、共に生きていきたいと考えています。
目の前にある課題
月に1万人の方からかけていただくお電話に対して、受けられるお電話は毎月約500件。
これだけ、勇気を出して”だれか”と繋がろうとする人たちがいる中で、ほとんどの方の思いを聴くことができていないのが現状です。
1人でも多くの方とお電話で繋がるために、こころに寄り添う活動に取り組む相談員の存在が、私たちの活動には不可欠です。
これからも、一緒に活動をしてくれる仲間を増やして、思いを受けとめる場所を広げていきたいと考えています。
寄付金の使い道
お電話を受けるために、1件あたり500円の費用が必要となります。
5,000円で10人、10,000円で20人の方のお話を聴くことができます。
現在、私たちがお電話でお話を聴くことができるのは、月に約500人。
いま受けているお電話を継続するためには、少なくとも、毎月約25万円必要です。
また、相談員は全てボランティアですが、電話相談員の養成に掛かる費用は、一人あたり約3万円。現状、この費用はボランティアが全額負担し、活動に参加しています。
より多くのボランティア相談員に参加してもらうために、今後、こういった負担も少なくしていきたいと思います。
一度きりでも、いただいた寄付金は貴重な運営費となります。
また、継続してのご支援も、当センターの安定した運営継続に欠かせません。
ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。