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NPO法人

安房文化遺産フォーラム

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ビジョン

房総半島南部の自然や歴史・文化遺産をまもり、先人が培った「平和・交流・共生」の精神を活かした豊かなコミュニティづくりを目的とし、市民が主役の「館山まるごと博物館」エコミュージアムまちづくりを進めます。

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私たちの取り組む課題

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*館山まるごと博物館~歴史文化遺産の保存活用を通して、“平和・交流・共生”の社会を実現する


海に囲まれた房総半島南部の安房地域(館山市・南房総市など)は、南北逆さに地図を見たとき、弧を描く日本列島の頂点に位置しており、海路を通じて太平洋世界の人びとと交流し共生してきた歴史があります。一方、古くから戦略的な要衝でもあり、特に近代のアジア太平洋戦争においては東京湾要塞の軍都として重要な役割を果たしました。また、房総沖では3つのプレートが沈みこみ、世界的にも地殻変動の影響が大きい地域でもあります。先人たちは、繰り返しおこる戦乱や天災を乗り越え、助け合って生きてきました。

地域にのこる戦争遺跡や多様な歴史文化遺産の保存・活用を通じて、スタディツアーガイドなどの教育支援やまちづくり活動を進めています。足もとの地域から世界を見て、先人たちが培った“平和・交流・共生”の精神を活かした豊かなコミュニティを目ざし、市民の生涯学習と社会貢献活動による地域づくりを推進するとともに、世界各地の異常気象災害や武力紛争など現代社会の課題に取り組んでいきます。


館山まるごと博物館

なぜこの課題に取り組むか

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*生徒が主役の授業づくりから市民が主役のまちづくり

1990年頃より高校の世界史の地域教材による授業実践に端を発し、市民による戦争遺跡の保存運動に広がり、大房岬要塞群は南房総市指定文化財、赤山地下壕跡は整備公開され館山市指定文化財となりました。これに伴う調査により、館山は帝都防衛だけでなく、航空戦略上の重要な役割を果たしたうえに、終戦直後には米占領軍3500名が上陸し、本土で唯一の直接軍政が敷かれた地であることが判明しています。これは、戦後日本の占領政策を左右する重大な試金石であったと考えられます。


また、江戸初期に建てられた「四面石塔」は、朝鮮ハングル・印度梵字・中国篆字・和風漢字で「南無阿弥陀仏」と刻まれた平和祈願の供養塔です。高校の調べ学習と論文の授業実践から、日韓市民交流に発展しています。近代では、韓国済州島から房総へ出稼ぎにきた海女たちの共生と戦後に建てた韓国人墓地についての調査も進めています。


明治期に渡米した房総アワビ漁師の移民らは、日本人排斥と戦争を乗り越え、カリフォルニア州モントレー半島地域のコミュニティと共生し、今なお強い絆で結ばれています。私たちは日米両国の研究者が協働して調査研究するとともに、20年以上にわたり市民交流を育んでいます。


地域教材を活かした平和学習を受けた安房南高校生は、1994年よりウガンダ支援交流を開始しました。高校の統廃合などを経て、3校にバトンが渡り引き継がれています。高校生の国際協力は、窓口を担うNPO法人安房文化遺産フォーラムとともに「安房・平和のための美術展」やウガンダ支援コーヒーの流通ネットワークなど、多様な市民活動に連携が広がっています。


明治期の画家・青木繁が滞在し名画『海の幸』を描いた漁村では、ふるさと学習を実践していた小学校が統廃合となり、地域活性化事業として全国の著名な画家とともに保存基金を募って修復し、青木繁「海の幸」記念館を開館しました。


県指定文化財の旧安房南高校木造校舎(1930年築)は、2008年の統廃合により使われなくなり、建物の劣化が懸念されるため、「安房高等女学校木造校舎を愛する会」を呼びかけて環境整備をしたり、適切な保存・活用を求める署名運動をおこなっています。


このように、生徒が主役の授業づくりから市民が主役のまちづくりに発展した取り組みを「館山まるごと博物館」と呼び、学習・調査・保全・展示・ガイドどのエコミュージアム活動を通して、教育支援やまちづくりをおこなっています。さらに国内外の広域エコミュージアム連携をおこない、市民の誇りと交流を育んでいます。


スタディツアーガイド

支援金の使い道

支援金の使い道の画像
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1.調査研究等

地域に埋もれた歴史を掘りおこしていくと、とても重要なことが多いです。私たちは安房地域から、戦争史・水産史・移民史・美術史など多岐にわたる調査研究により、世界史に通ずる重要な発見をしています。たとえば、解体する古民家の襖を丁寧に剥がし、明治期の書簡などの古文書を大量に発見し、解読調査をしています。本土唯一の直接軍政については、米国軍事博物館より資料・写真・聞き取り調査のレポートなどの提供を受けています。単に地方史でとどまることなく、中央や世界とのネットワークが明らかになっています。


2.シンポジウム・展覧会・報告会等

調査研究の結果を、広く市民に知らしめ、誇りを育むための社会教育の場やフィールドワークなどを開いています。「戦後80年」、ハングル「四面石塔」400年、画家寺崎武男生誕140年、「移民がつなぐ太平洋まるごと博物館~紀州と房州とカリフォルニア」などの、シンポジウムや展覧会などを開催したり、資料冊子を発行したりしています。


3.文化財の保存・活用

戦争遺跡や歴史建物はじめ多様な歴史文化遺産の保存を呼びかけ、環境整備や史跡化などを進めています。


4.国際交流等

四半世紀にわたり、戦争や移民の歴史などを共有する地域同士の共同研究を図ったり市民交流を重ね、日韓・日米交流を育んでいます。高校生から始まったウガンダ支援交流は、市民団体の連携により30年以上続いています。


5.NPO運営費・事務所管理費等

当NPOは全国から300名の会員(正会員・賛助会員・法人会員)に支えられながら、多様な歴史・文化遺産の調査研究とガイド事業、書籍等の出版事業、その他の非営利事業をおこなっています。しかし、令和元年房総半島台風の被災からコロナ禍、そして代表的な戦争遺跡「赤山地下壕跡」の休壕が続き、主たる事業のスタディツアーガイドが激減し、厳しいNPO運営となっています。皆様の温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。


支援の方法(会員・寄付)

〒2940045

千葉県館山市北条1721-1

https://awa-ecom.jp/bunka-isan/

代表:愛沢伸雄

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