私たちの取り組む課題
遊佐町では人口減少や少子化が進み、地域の教育、産業、自然を次の世代へつなぐ担い手が減っています。しかし、課題は単に「人が少なくなること」ではありません。若者が地域の魅力や課題を知り、自ら考え、挑戦できる機会が限られていること。学校、行政、事業者、住民の取り組みが、分野を越えてつながりにくいこと。豊かな自然を資源として使うだけでなく、自分たちの手で守り、回復・維持・再生していく仕組みが必要なことです。
私たちは、若者を支援されるだけの存在ではなく、一人の地域の担い手として迎え、教育、産業、国際交流を通じて、自らの意思で人生と地域に関わる「まちのプレイヤー」を育てています。同時に、住民一人ひとりの小さな行動から、生物多様性と地域の自然を次世代へつなぐ取り組みを進めています。
なぜこの課題に取り組むか
私たちの原点は、存続が危ぶまれていた山形県立遊佐高校の魅力化です。行政、学校、地域の事業者や住民が立場を越え、県外生の受け入れや地域での学びと暮らしを支えるなかで、若者が町の魅力と課題を知り、「自分たちの関わりが町の未来をつくる」という手応えを得ていく姿を見てきました。かつて地域に支えられた若者が、卒業後も遊佐と関わり、次の世代の挑戦を支え始めています。
この経験から、まちから人が減っていくことを憂うだけでは、何も始まらないと考えています。若者を地域の担い手として迎え、その挑戦を大人たちが本気で支えること。そして、行政、学校、民間、住民がつながり、自分たちの地域を自分たちでより良くしていくこと。その積み重ねが「第2の自治」を育てます。
高校の枠を越え、地域の教育、若者の起業支援、大学生インターンシップ、海外交流、自然再生へ活動を広げているのは、「自分たちのまちは自分たちでつくる」を次の世代とともに実践し続けるためです。
支援金の使い道
いただいた支援金は、遊佐町で若者の学びと挑戦を支え、豊かな自然を次の世代へつなぐため、主に次の活動に活用します。
・小中高の探究学習、地域学習、教育環境づくり
・高校生からU30世代の起業、事業づくりの学びと伴走支援
・全国の大学生が遊佐で暮らし、地域課題に取り組むインターンシップ
・海外の若者との交流や越境学習
・若者が集い、考え、挑戦する拠点と機会づくり
・地域住民と専門家が取り組む「小さな自然再生」
・学校、行政、事業者、住民、若者をつなぐコーディネートと情報発信
一つひとつのご支援を、若者が自ら一歩を踏み出す機会と、住民が地域の未来に関わる場を増やすために、大切に活用します。

