事業の目的
【体験貧困】から発生する「話すことがない」「話す人がいない」「話してもしょうがない」をとめたい!
このプレゼンテーション大会は、子どもたちの「主体性」と「自己肯定感」を育むことを目的としています。経済的困難を抱える子どもたちが、自分の考えやアイデアを第三者の前で発表することで、自己表現力やコミュニケーション能力を高めるとともに、達成感や成功体験を得ることができます。
また、プレゼン準備の過程では、調べる力や問題解決力が養われ、情報を整理し相手に伝えるスキルが向上します。発表後には、他者からのフィードバックや拍手を通じて、自分の意見が評価されるという成功体験を積むことで、自己効力感が高まり、自信を持って将来に向かう原動力となります。
さらに、他の子どもたちや大人たちとの交流を通じて、相互理解や共感の心が育まれ、他者に対して思いやりを持ちながら自分を表現する力も強化されます。この大会は、子どもたちが主体的に行動し、自らの可能性を広げる貴重な機会を提供するプロジェクトです。
これまでの活動
これまでの活動例(2023年度)
2023年度は「子ども第三の居場所」の子どもたちを対象に、さまざまなオンライン授業や体験型イベントを開催してきました。以下はその主な活動例です。
<いんさつのせかいをのぞいてみよう>
開催日: 6月7日
講師: 印刷博物館インストラクター 山田和美様
参加人数: 97名
内容: 印刷技術の歴史や実際の印刷現場をオンラインで学ぶ体験。
<Google社員のおしごと>
開催日: 6月28日
講師: Google社員
参加人数: 180名
内容: Google社員が自身の仕事について説明し、子どもたちが技術業界について学ぶ機会を提供。
<変身できたら、なにになる?夢の世界に行く方法を知ろう!>
開催日: 7月10日
講師: デジタルハリウッド大学准教授 茂出木謙太郎様
参加人数: 180名
内容: 子どもたちが自分の夢をデジタルアバターにして表現するワークショップ。
<オンラインチョコレート工場見学>
開催日: 8月7日
講師: 谷沢菓機工業株式会社 谷沢修次様
参加人数: 335名
内容: チョコレートの製造工程をオンラインで見学し、実際に工場で作られたチョコを試食 。
<プチプレゼン大会>
開催日: 8月18日
講師: アルバ・エデュ
参加人数: 拠点ごとの子どもたち
内容: 子どもたちが自分のアイデアや考えを発表し、他の子どもたちや大人たちからフィードバックを得るプレゼン大会。
<アフリカ探検セミナー>
開催日: 10月18日
講師: 株式会社AAIC Japan 小郷智子様
参加人数: 143名
内容: アフリカの文化や探検について学び、世界への興味を深めるセミナー。
<今日食べたサケってサケ?>
開催日: 11月22日
講師: 標津サーモン科学館 西尾朋高様
参加人数: 109名
内容: サーモンの生態や養殖について学ぶオンライン授業。
<テレビ局・ラジオ局に大潜入!エフエム・サンから生放送!>
開催日: 12月27日
講師: エフエム・サン株式会社 田尾彰教様
参加人数: 22名
内容: テレビ局やラジオ局の裏側を見学し、メディア業界について学ぶ。
<図書館ってどんな場所?>
開催日: 2024年1月26日
講師: 図書館流通センター 長田由美様
参加人数: 53名
内容: 図書館の役割や利用方法について学び、図書館訪問体験を行う。
<三拠点合同未来へつなぐプレゼンテーション大会(運営補助)>
開催日: 12月26日
参加拠点: b&Gまるがめ b&g大町 鳴門拠点 ふれあいハウスりぼん
プレゼン人数: 6名
これまでの事業成果
【子どもたちが市長にプレゼン訪問】
b&gまるがめ、b&gおおまち、なると拠点の子どもたちがプレゼン大会で披露した内容を
それぞれの自治体の市長にプレゼン訪問しました。(新聞参照)
【参加拠点スタッフ様からの感想】
・最初は話すのも苦手な子ども達が人前で自分の想いをお話できるのかなとスタッフみんな心配しましたが、参加してみようかなと思う子ども達と一緒にいろいろテーマに沿って考えていたら、いつのまにか上手にできる様になっていて、私たちもとても嬉しいです。
・こういった発表の機会が少ない子もいたのでどうなるか不安もありましたが、始まってみるとスタッフさんのお褒めの言葉や励ましの言葉のおかげもあり、自分のデザインに自信をもって発表することが出来ていました。終わった後の表情も良く、楽しく取り組むことが出来たようで良かったです。自己肯定感の向上にもつながったと感じています。
事業の必要経費
・スタッフ人件費
企業スポンサーの募集、コンテンツの作成、当日の授業運営、拠点との授業開催の調整など、プロジェクトを円滑に進めるために必要な業務を担うスタッフの人件費です。事業の継続と質の高い運営のために欠かせません。
・交通費
拠点や企業様との打ち合わせ、工場見学の撮影など、現場での対応が必要な際に発生する交通費です。オンラインでの打ち合わせも可能ですが、現地での対話や撮影が重要な場面も多く、そのための交通費が必要です。
・通信費
オンライン授業を実施するための、Zoomや他のオンラインツールの使用料やインターネット回線の費用にあてられます。安定したオンライン環境を整備するための経費です。
・備品費
資料の印刷に必要なトナーやインクなどの印刷関連の費用です。授業に使用する資料の作成や配布に必要な備品費となります。