私たちの取り組む課題
2020年より、新型コロナウィルス感染症の猛威により日本中の社会、経済活動を大きく制約し、
大きな社会的不安を引き起こしていました。またそれに加えて、物価高騰が我々の生活に大
きな負担を与えています。このような危機的状況は、未だかつて経験したことがなく、
子どもたち、特に貧しい環境下に置かれた子どもやひとり親家庭などのサポートが必要な方々に、
大変深刻な影響を与えています。
そのような状況は、経済的な貧しさだけではなく、地域から孤立することによる「情報の
貧困、こころの貧困」にも繋がってきます。そしてますます困難な状況は複雑にかつ見え
づらくなっていきます。
未来を担うすべての子どもたちが、生まれ育った環境に左右することなく夢と希望をも
ち楽しく暮らすことができるよう、そのような社会を作っていくのは、今の大人たちの役
割ではないかと考えています。
近年、全国で行われていた子ども食堂も、その活動を制限させられ、学校休校によって給
食も停止させられ、修学旅行、運動会などのイベントは中止ばかり。支援を要する子ども
たちへのサポートは今、緊急に取り組むべき課題となっています。
今、できるサポートを、我々が行動することにより救える未来があると考え、
私たちは、子どもを含めた地域の方々の居場所づくりと、居場所を中心とした地域の新た
な繋がりづくりにむけた取り組みとして、
「子どもたちの心身の健康の増進と豊かな人間形成の実現」を目的に、子どもたちの成長を応援し、課題解決に向けて少しでも歩み続けることを決めました。
なぜこの課題に取り組むか
現在、初開催から1年が経とうとしています。当初30人程度で考えていた子ども食堂も、徐々に参加希望者が増え、今では毎月100名以上の参加者がいます。
当団体は、誰でも利用ができる子ども食堂です。子育て世帯の方、地域の方たくさん利用されています。子ども食堂=貧困家庭の支援場所というイメージをなくし、誰でも気軽に立ち寄れる居場所を目指しています。
私たちは、ただ単に食事を提供するだけでなく、季節に合わせたイベントも取れ入れながら開催しています。夏祭り、クリスマス会、ハロウィン、お正月はもちろんのこと、梅雨の時期、桜の時期・・常に「イベントがやってる楽しい場所」に感じてもらえるよう工夫しています。
そうすることで、貧困家庭の方、ひとり親家庭など、ちょっと支援が必要な方などが躊躇なく参加できるようにしていきたいと考えています。
なかなか、助けてください!と声を出しづらい社会の中でも、気負いせず楽しく暮らせるよう日々試行錯誤しています。単純に食支援だけではなく、心の豊かさを引き出せる団体でありたいと思っています。
寄付金の使い道
空き家バンク京都子ども食堂では、子育て世帯に毎月100名程度お弁当を配布しております。
今後も継続的に開催していくために、
【食材の購入費】【お弁当容器、お箸などの消耗品購入費】【ボランティア保険・交通費】
などに充てさせていただきます。
例えば5000円の寄付をいただくと、10人~15人にお弁当をお配りできます。より多くの子どもたちに食事を届けられるように、ご協力宜しくお願いいたします。