私たちの取り組む課題
現在の子ども・若者たちが抱えるハードルは多様かつ複雑です。
例えば、「子どもの貧困」という課題一つを取っても、
朝ごはんを食べずに学校に行くというような生活習慣や、
友達が持っているようなおもちゃが買えなかったり、友達と一緒に外出して遊びに行くことが出来ないことによって、
人とのつながりが薄くなったりというような関係性の喪失にまでも影響を及ぼします。
私たちが取り組んでいるのは、あてもなく街中を彷徨っているいる若者たちです。
東京には歌舞伎町の「トー横」、難波にある大阪のトレンドマーク、グリコの麓にある「グリ下」という場所があります。
https://toyokeizai.net/articles/-/459619
そこには、家や学校に居場所がなく、集まってくる若者たちが集まり、コミュニティとなっています。
それと同時に、売春や大麻などその場所で犯罪に巻き込まれることもあります。
同じような場所が地方都市である福岡にもあります。
天神にある警固公園という場所です。
私たちは、若者(12-20歳前後)を対象に活動を行っています。
彼らは、不登校であったり、高校中退をしていたり、非行をしたことがあったり、障がいを抱えていたりと何らかの生きづらさ・ハードルを抱えながらも、
どこの相談・支援機関にも繋がれていない場合が多いです。
また、家庭に課題がある子も多いのが現状です。
特に年齢が幼ければ幼いほど、自分がハードルを抱えていることに気づかずに、「なんとなく生きづらいな」と思いながらも何の支援も受けられないまま過ごしてしまうこともあります。
それと同時に、「周囲に知られたくない」という負の感情から、保護者が支援を拒否することもあります。
だからこそ、彼らとしっかりと信頼関係を築き、腰を据えて伴走をしていくことが必要です。
私たちは、夜回り活動を行い、声掛けをして、まずは彼らと友達になります。
そして、支援機関に繋げたり、彼らが困ったときに、ちゃんとSOSを出してもらえるように伴走支援を行います。
なぜこの課題に取り組むか
ページをご覧いただきありがとうございます。
代表の藤野 荘子(ふじの そうこ)と申します。
私たちの団体は、2019年から不登校など何かしらハードルを抱えた子どもたちの支援から活動を始めました。
そして、その活動も続けつつ、今は10-20代でハードルを抱える若者を支援しています。
活動は変わっても、想いは変わっていません。
それは、人々の「居場所をつくりたい」という想いです。
私自身も自分の居場所を社会に、あるいは学校に感じることが出来ず、苦しんだ経験がありました。
だからこそ、「ここは自分の居場所だ」と感じられることはとても大切だと思っています。
"Same is Lame"という言葉があります。
これは、「みんな同じはつまらない」という意味です。
人と違うことで、周りに排除されてしまうこともありますが、
本来、人と違うことは素晴らしいことです。
ひとりひとりが個性を発揮して、それが認められ、受容される「居場所ある」社会を個の団体を通じて目指していっています。
寄付金の使い道
夜回りをする際に若者に配る食品や生活用品の購入、急性期的な支援(緊急的にホテルに泊まってもらったり)、居場所の開催費用など当てさせていただきます。
1000円/月:夜回りで3人に1回軽食が配れます
3000円/月:夜回りで20人の子たちに1回お菓子が配れます
5000円/月:1人の宿泊支援ができます
10000円/月:居場所が半日開催できます