私たちの取り組む課題
・ティーンズクリエイション展は、2014年を皮きりに2017年から毎年開催し、今回で通算9回目を迎えます。きっかけは、コミュニティアートの市民グループ「さかえdeつながるアート」が2012年に、横浜・関内にある横浜クリエイティブセンターで開かれた「ポーランドポスター展」に、栄区内の中学生を引率したことでした。それを契機にデザイナー・クリエイター団体と協働し、中学生世代が「ホンモノ」に出会う機会を作るようになりました。
・2014年は展示会に先駆けて、プロのデザイナー・クリエイターの方々が、中学校の美術の授業に出向いたり、学校を越えた場でデザイン制作講座を催したり、公募に応募された作品にコメントを返したりしました。中学生とプロが出会い、中学生が自分の内面や取り巻く環境に対する「気づき」を得る機会を作りました。
・その後も、中学校の職業講話の企画に初期の段階から関わって講師の紹介や講話のコーディネートをしたり、卒業制作の作品づくりに講師を紹介したり、学校紹介ビデオの制作講座を行ったりしました。社会にはいろいろなおとながいることや、いろいろな仕事や生き方があることを感じ、自分の生き方について考えるきっかけ作りを行ってきました。
・そして2017年、ティーンエイジャーの総合文化フェスティバル「Wakamono Arts Festival」として第2回を開催しました。これまでの流れを活かし、さまざまな状況において生きるティーンエージャーとのつながりをさらに深め、彼らが主体的に参画できるイベントを目指しました。企画段階から、自分たちにマッチしていると思うこと、自分たちが興味を持てることを提案してもらいました。一緒に作り上げていく過程を積み上げていくことそのものが大きな成果となりました。
・2018年からは、ティーンズクリエイション組織委員会として独立した企画運営体制を作りました。
・横浜市栄区民文化センターリリスのギャラリーの中で、展示以外の作品発表も行います。互いに触発されて何かが生まれることを期待しています。 出展作品は栄区内にとどまらず、横浜市内外、県外まで及び、多くのティーンエイジャーの作品が揃いました。
なぜこの課題に取り組むか
- ティーンエージャーの自己実現の場所と機会が限られている
- ティーンエージャー同士の交流機会が限られている
寄付金の使い道
- 演劇「Delete」の制作費
照明・音響等経費、練習会場費、ワークショップ講師謝礼、広報費、等
- 作品展示経費
会場費、展示費、撮影費、広報費、等
- 運営費
通信連絡費、送料、事務費、等