私たちの取り組む課題



近代三大茶人の一人である益田鈍翁は、荏原製作所の創始者・畠山一清がビジネスにおいて苦難を強いられたとき、「茶に向かうように仕事に向かいなさい」と助言を与えたそうです。
〝解答〟ではなく〝示唆〟あるいは〝姿勢〟を与えてくれるーー茶の湯、華道を始め、日本の伝統芸道を通して培った教養や経験は、ビジネスのヒント及び一助になり得ます。
そうした機会を提供する場となる【Shu-Ha-Ri茶会】を定期的に開催してまいります。
第1回の開催概要は下記の通りです。
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【日時】2025年3月30日(日曜日)
【場所】京都 松尾大社
https://www.matsunoo.or.jp/access/
【会費】5,000円(濃茶席、薄茶席、点心席、「茶事のいろは」解説)
【主催】NPO法人Shu-Ha-Ri
https://www.shu-ha-ri.or.jp/
※手ぶらでご参加下さい(懐紙、菓子切り、点心、ブックレット『Shu-Ha-Ri』等を進呈します)
【お申し込み】
info@shu-ha-ri.or.jpまで
下記をお知らせいただきますようお願いします。
1. 氏名
2. ご希望の席入り時間
(1)10:00満席
(2)11:30満席
(3)13:00
(4)14:30
※複数名様のご参加は、代表者の上記情報に参加人数を添えてお申し込みください。あらためてご連絡します。
※(3)(4)は撮影の予定です。
※お問い合わせは、info@shu-ha-ri.or.jpまで。
なぜこの課題に取り組むか

私たちのミッションは、日本の歴史・文化・芸術の温故知新(トラディションとアイデア)の「知」と「技」をもって21世紀を生きるビジネスパーソンのコミュニティとなることです。
茶道、華道、香道、書道、煎茶、和歌、能、禅等々、日本の伝統芸道は、温故の知と技の型を体得する修業の先に、修業者だけが見ることのできる世界観が開けます。そこには、修業経験のないアマチュアにはけっして体感できない「内省の機会」が存在します。ビジネスリーダーによるそうした修業では、スティーブ・ジョブズの禅や「電力の鬼」松永耳庵、三井物産の益田鈍翁、阪急東宝グループ創業者の小林一三らによる近代数寄が知られるところです。彼らは伝統芸道の「知の獲得」と「技の獲得」という2つの修業を通じて身につけた教養の本領を本業(事業)で発揮しました。そうした彼らの生き様が、いま、ビジネスパーソンに求められる姿ではないかーーこの問いがNPO法人Shu-Ha-Riの原点です。
教養とは、歴史的・文化的・芸術的な素養です。それらの上に、人々からリスペクトされるアイデンティティが築かれます。その領域は、広く深く、奥行きがあり、自己の成長を自覚して醍醐味を感じるまでに時間がかかりますが、まずは「好きこそものの上手なれ」、そして、最初の一歩こそ本物をーー「好き」と「本物」が人を魅きつけ、歩むほど縁をつなぎます。みなさんにとって、Shu-Ha-Riがそうした「縁」を結ぶ場となることをお約束します。
寄付金の使い道
私たちの強みは、教養と鑑識眼を備えた人々が出会い、影響しあうパワフルなネットワークです。
「世界に誇ることのできる日本の歴史・文化・芸術の知と技の獲得」をテーマに、茶会を中心に各伝統芸道のワークショップ等を通じた一期一会の体感の場(リアル)を提供し、交流を広げてまいります。
さらに、紙(プリントメディア)+デジタル(WEB+SNS)による独自のプラットフォームを通じて、リアルのシーンを含めた不易流行のコンテンツを発信し、唯一無二のビジネスパーソン向け「日本人としての教養を身につけるためのメディア」を展開してまいります。