私たちの取り組む課題
1, LGBTQ 当事者への支援と連帯
レインボーフェスタ和歌山は和歌山県における LGBTQ当事者への支援と連帯を促進する重要なイベントです。
このイベントを継続することで、当事者たちは自分たちが孤立しているわけではなく、地域社会が受け入れ、支援してくれていることを実感できます。また自分自身として認められる場を提供することで、精神的な支えとなります。
2, 啓発と教育の役割
レインボーフェスタ和歌山は LGBTQ に関する啓発と教育の場でもあります。
和歌山県における LGBTQ への理解度はまだ低いとされていますが、このイベントを継続することで、地域社会の人びとに対して LGBTQ の多様性や課題についての理解を深めてもらえます。
さらに、学校や地域団体や地元の企業との連携を通じて、啓発活動も展開することが出来ます。レインボーフェスタ和歌山は、LGBTQ への偏見や差別を減らし、包括的な社会を築くための重要な役割を果たします。
3, 観光振興と国際交流
和歌山県は観光地としても知られており、2025 年には「大阪・関西万博」も開催されます。
今後、インバウンド観光客に対しても LGBTQ フレンドリーな環境を提供することで、国際交流の一環としても役立ちます。
4, 職場環境の整備
レインボーフェスタ和歌山が継続されることで、和歌山県の企業や行政機関が LGBTQ に関する問題に積極的に取り組むきっかけ作りを提供する場として考えています。
職場環境における差別や偏見の撤廃に向けた取り組みを通じて、社会的にマイノリティとされている当事者が安心して和歌山県で働き、生活することができる環境が整備されることを願っています。
なぜこの課題に取り組むか
性的指向や性自認に関連する様々な問題や課題(LGBTQ問題)があります。
LGBTQ コミュニティは、多くの社会的・法的な課題や不公平に直面してきました。
これらの課題には、差別や偏見、異性愛を前提とした社会的な規範、ヘイトクライム、家族や結婚の権利へのアクセスの制限などが含まれます。
LGBTQ 問題への取り組みは、社会的な進歩と共に進んできました。
諸外国では、同性婚やパートナーシップ制度、反差別法の改革、トランスジェンダーの人びとへの法的認識などが進展してきました。
しかし、我が国では LGBTQ コミュニティが不公平や差別に直面し続けている現実もあります。
LGBTQ 問題に関する議論は、人権、平等、個人の尊重といった基本的な価値観に基づいています。
多くの団体や活動家が LGBTQ の権利と福祉の向上を求めて活動しており、より包括的で公平な社会を実現するための取り組みが続けられています。
和歌山県内ではLGBTQ に関する環境が明るいとはいえず、2023年10月時点で橋本市・那智勝浦町・新宮市でパートナーシップ・ファミリーシップ制度が導入されていますが、LGBTQコミュニティは少なく、都会に出て行った多くのLGBTQ当事者を見てきました。
2022年3月にレインボーフェスタ和歌山として初めてのレインボーパレードを開催しました。
和歌山城周辺(約2.5キロ)を100人で歩きました。
参加者の中には、県内だけでなく、他府県からパレード参加のために来てくれた方がいました。
和歌山の LGBTQ への環境に耐えられずに都会に出て行った当事者が「和歌山でのパレードで歩ける日が来たことに感動。感無量です。」といってくれたことに、レインボーフェスタ和歌山を継続してきた意義を強く感じています。
寄付金の使い道
昨年まで一緒に実行委員として活動していた、イベンターさんが仕事の都合で退会されました。今まで会場設営に関する備品など(テントや椅子・机や音響関係など)をお気持ちで格安でレンタルしていただいていました。
今回からは、すべて自分たちで新しい業者様を探し、通常の価格でレンタルすることになりました。
以前から出展されている企業様や団体様は、「高くなった。」と思われているかと思いますが、ご理解いただけると幸いです。
このイベントは、継続していくことに意味があると思っています。
カミングアウト出来ず、未だクローゼットの中にいる当事者に、また身近に当事者が居ない「自分はひとりぼっち」と思っている当事者に、「ひとりじゃないよ」「いつかは外に出ておいで」「自分らしく生きていいんだよ」とメッセージを発信し続けるイベントだと思っています。
音響機器レンタル費(会場・パレード)で28万円。フライヤー印刷代12,000枚で3万円。(和歌山市の中学校・高校に配布)。パレード用トラックレンタル費5万円。その他雑費4万円の合計40万円不足しています。
皆様の御協力をお願い致します。
お預かりしたお金は、大切に使わせていただきます。