私たちの取り組む課題
私たちは、現在、朝鮮・韓国にルーツを持つ外国人の子供たちを対象に自国の言葉や文化を学べる場を提供、運営することで子供たちに民族のアイデンティティを形成する過程をサポートしていく事業を行っています。
大阪市や東大阪市の各地域で、小学生を対象にした児童教室や放課後教室、屋外での様々なレクリエーションを行い、子供たちが自国の言葉や文化を習い、ルーツを知り、仲間たちと楽しく過ごしています。
このコミュニティを大事にし、子供たちが日本社会で堂々と生きて行けるような環境づくりを心掛けています。
また、地域の社会活動やあらゆるボランティア活動にも積極的に参加し、多文化が堂々と自由に共生する地域社会を築いていけるよう、努力していきます。
なぜこの課題に取り組むか
日本は素晴らしい国ですが・・・
日本に訪れる外国人観光客は年々増えていて、大阪でも老若男女問わずたくさんの在日外国人や、外国人労働者たちが住んでいます。
それほど日本という国は、世界的に見ても魅力的な国であることは間違いありません。
ですが、日本は経済大国でありながら、人権保障制度では他の国より劣っている部分があります。
言い換えると外国人が生活するのに不便、不自由な社会と言えます。
素晴らしい国ですが、「外国人が増えている」だけで終えていいのでしょうか。
外国人たちを受け入れる制度や、彼らが自分らしく堂々と生きていける環境が必要だと思います。
外国人でも日本社会に寄与、貢献できる可能性は存分に満ち溢れていますが、その機会や、コミュニティが少ないと感じました。
子供たちも大人と同じ、一人の人間です。
子供たちも大人と同じく、人としての権利を有しています。学ぶ権利も同様です。
子供たちは日本学校に通いながらも、自分の民族の文化や歴史、言葉を習いたいと願う子供たちがたくさんいます。
彼らと接する過程で、外国人であっても自分が自分らしく堂々と生きていける社会を築き上げていきたい、また日本という素晴らしい国で多文化、多民族が共生する、より良い社会を築いていきたいと強く感じました。
この問題に真剣に取り組み、さらには解決をめざし、積極的に活動していこうと決意しました。
寄付金の使い道
・児童教室や放課後教室のより良い運営を目指して
NPO法人ポラム大阪は、まだ設立して間もない団体であり、スタッフの数や児童教室の講師、実施場所等、不足している部分が多数あります。
上記の課題をより広範に行い、数多くの子どもたちの教育をサポートできるよう、頂いた寄付金を有効に活用していきます。
ー主な寄付金の使い道
・教材作製費
・児童教室や放課後教室の講師の交通費、講師費
・児童教室やサマーキャンプの施設費用
・宣伝広告費
・NPO法人の活動資金 等