私たちの取り組む課題
1970〜90年代まで続いたカンボジアの内戦では、多くの地雷が使われました。
地雷は一度埋めると、取り除くか誰かが踏むまで半永久的に効力を発揮します。
どこに埋められたかわからない地雷を除去するのはとても時間のかかる作業で、そのため今も多くの地雷が残ったままとなっています。
農村部では、その地雷が復興の妨げになり、多くの人々が貧しい生活を送っています。
また、地雷被害により体の一部を失ったり、亡くなる人も多くいます。
地雷により安全な土地がないため、地雷原と知りつつ、その土地を耕したり家を建てて生活する人もいます。
安全な土地がないために小学校をつくることができない村もあります。
何十年も前に埋められた地雷が、今も多くの人々の生活を脅かしています。
なぜこの課題に取り組むか
地雷除去にかかるコストは1㎡あたりおよそ100円です。
そこでP-MACは地雷除去のための募金活動「カンボジアから地雷をなくそう100円キャンペーン」をおこなっています。
日本では缶ジュースも買えない100円で、確実に地雷除去を進めることができます。
地雷がなくなり、土地が安全にならなければ、戦後復興をスタートすることはできません。
そこに暮らす人々が復興の道を歩み出せるように、「普通の暮らし」ができるように、私たちはその第一歩となる地雷除去を支援しています。
寄付金の使い道
1998年にスタートした100円キャンペーンには日本全国のみなさまにご協力いただき、カンボジアで地雷除去を進めています。
また、地雷除去をした土地への小学校や保健所の建設も支援しています。
100円キャンペーン支援実績(2020年6月末現在)
-除去面積: 2,015,337㎡(東京ドーム43個分)
-除去した地雷: 394個
-除去した不発弾: 616個
-小学校建設: 4校
-保健所建設: 1棟
お預かりした寄付はカンボジアの地雷除去をはじめとした地雷廃絶のための活動に使わせていただきます。