私たちの取り組む課題
沖縄本島の真ん中、沖縄市に所在する「沖縄こどもの国」。楽しみながら学べる!体験できる!動物園とチルドレンズミュージアムの複合体験施設です。
動物園では、身近な琉球列島の生き物をはじめとし、日本そして世界の野生動物たち、約150種類、約1000点の動物たちを飼育・展示しています。
【動物園】
約150種類の動物を展示する動物園では、琉球弧の野生動物や在来家畜をはじめとして、日本や世界の野生動物に出会うことができます。琉球弧は世界中でここにしかない自然環境を有し、その自然環境のもと独自の文化が育まれてきました。当園では身近な琉球弧の自然や文化を伝える様々な取り組みを行っています。そして地元の動物園として、それら希少な生き物たちを次世代へ繋いでいくことは、大切なミッションと捉えています。また、亜熱帯海洋性気候である沖縄ならではの気候を活かした動物の飼育展示を行っており、熱帯や亜熱帯に生息する野生動物の種の保存にも力をいれています。
【ワンダーミュージアム】
「理解と創造は驚きに始まる」というコンセプトのもと、こどもたちが自ら不思議や驚きを見つけることができる、こども達の体験学習を刺激するチルドレンズミュージアムです。館内にはさわって、遊んで、学べるハンズオン展示がいっぱい!ものづくり体験など知恵や感性を刺激するワークショップも開催しています。
動物園には、「研究」「教育」「種の保存」「レクリエーション」という4つの社会的役割があるとされています。自然に親しむ「入口」として、動物や自然について楽しみながら学べる場所が動物園です。
沖縄こどもの国では、カンムリワシ、オキナワイボイモリ、オリイオオコウモリなどの琉球弧固有の野生動物はもちろんですが、与那国馬や島ウヮー(沖縄在来豚)などを飼育展示し、「種の保存」という動物園の役割を果たしていくため、様々な飼育動物に関する保護増殖事業も推進しています。くわえて、楽しみながら学んでもらえるよう毎月イベントや体験プログラムも実施しています。
また、当園のユニークな特徴のひとつとして、沖縄の歴史や文化を人ともに作り上げてきた「在来家畜」に関する沖縄独自のイベント「琉球競馬ンマハラシー」なども開催しています。
沖縄こどもの国はこれからも、沖縄固有の野生生物や在来家畜動物の飼育展示を通した「種の保存」、そして、「沖縄の文化や歴史を伝える」場として、未来のこども達にも変わらぬ感動や発見をお届けしていきたいと思っています。
なぜこの課題に取り組むか
沖縄こどもの国は、沖縄本島中部の沖縄市に位置し、市街地にありながら緑が多く豊かな環境に囲まれています。まだ沖縄が米軍の統治下にあった1970年5月5日、本土復帰記念事業として『こどもの夢を育み、健康を増進し、情操と知識を豊かにする』施設としてオープンしました。
建設にあたり、多くの企業・団体から経済的援助をいただいた他、全国的な募金活動も行われ、「本土復帰を迎える沖縄のこどもたちを応援したい!」という多くの皆様の善意が結集してできた、正に“県民共有の財産”といえる施設です。
今後も、沖縄を含む琉球弧の自然や文化の発信をはじめ、こども達の夢を育むことができるような様々な事業を実施していきます。
寄付金の使い道
皆さまからいただいたご支援は、沖縄こどもの国の運営費全般に充当させていただきます。
今後もより良い施設となることができるよう、みなさまのお声を聞きながら施設運営をおこなっていきます。
みなさまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。