私たちの取り組む課題
Ninaruは、多様な身体で溢れる社会を目指しています
多様な身体で溢れる社会とは?
はじめまして。2019年にNinaruを立ち上げました大森暁です。運動を通して人々の快適な身体を取り戻してほしいという思いからパーソナルトレーニングやヨガクラスを提供しています。ルッキズムによる無理なダイエットや身体に対する支配的な構造など、家父長的な社会がもたらす身体への影響はとどまるところを知りません。2019年から5年経った今もなお、バイナリーな身体を前面に打ち出したジムや運動施設が乱立しています。さらには、特定の身体特性を持つ人に対する政府の介入なども未だに存在しています。もうこれ以上、身体を支配されたくない!性が多様であるように、身体もまた多様であるということを多くの人に理解してもらい、まずは「自分自身の身体で生きられる社会」を作っていきたいと強く願っています。
MY BODY MY CHOICE
SRHR(性と生殖に関する健康と権利)のスローガンにかけた願い
「わたしのからだはわたしがきめる」と、なぜわざわざそのような当たり前のことを言い続けないといけないのか。それは、まだ世界に性差別があり性や生殖に関する健康と権利が侵害されているからです。すべての人にある、性や生き方に関する権利を訴えているのが、このMY BODY MY CHOICEという言葉です。ですから、決して特定の属性の人だけの問題ではないのです。例えば、心身共に快適な日常を送りたいと願うことは、すべての人の権利です。身体が心地よさを感じたり、安心できる環境があったり、構造的差別があることを知りそのことを理解していく、それらによって心身の健康だけでなく他者とのちょうどよい境界線をもてるようになると思いませんか?わたしは、すべての人の多様な身体を支配せず本当の意味で「ありのままのあなた」でいられるように、社会を変えていきたいと考えています。
なぜこの課題に取り組むか
「セルフケア」できる場所がありません
わたしの身体を生きる権利を取り戻したい
わたしたちには、セルフケアできる環境が必要です。それは、自分が心地よいと思える身体でいられる場所、安心して他者と過ごせる場所、仲間に出会う場所です。社会的マイノリティのわたしたちには、圧倒的にそのような環境がありません。身体を動かしてリフレッシュ・リッラクスしたいと感じた時に、見た目でアイデンティティを決めつけられたり評価されたり、時には否定されるといった場面に遭遇します。幸いそのような場面に遭わなかったとしても、そうなるのではないかと不安はつきません。それは今まで日常的に多くの場面でそのような出来事に遭遇するからです。身体の不調は個人の努力不足・自己責任ではありません。心身のリフレッシュ・リラックスを実現する場所すらないのです。一体わたしたちはどこで自分の身体で心地よくいられる方法を入手すればいいのでしょうか。
運動環境に不信感があったり、不快な経験をしたことがある人がたくさんいます。※新設Cチーム調べ
- あらゆるものが男女別で安心できない
- じろじろ見られる
- 健常者で元気な人しか想定していない
- 異性愛前提で話しかけられる
- 見た目で勝手に判断されてしまう など
まずは、自分の身体で心地よくいられるために、身体の状態を偏見なく聞いてくれるトレーナーやインストラクターのいる運動環境が必要です。
セルフケアのための「ワンストップセンター」が必要です
SRHRについて様々な取り組みを行っている個人団体を繋ぎます
身体の権利や性の多様性について活動している個人や団体は各地にあります。しかし、現場と研究者では相互に情報が共有できていなかったり、情報を求める人が最適な団体に繋がれていないのが現状です。セルフケアのためのワンストップセンターがあれば現場と研究者が繋がり、それらを必要としている人に情報がいきわたります。今回新たに設立するセルフケアのためのワンストップセンターには、性と生殖に関する健康と権利にまつわる情報が集まり、私たちが「わたしのまま生きる権利」を奪われない、自分自身を大切にできる環境を整えます。
寄付金の使い道
セルフケアのためのワンストップセンターの設立
Ninaruの継続にご協力ください
- 家賃など場所の継続に関わる費用
- 消耗品など備品の購入費用 に使用させていただきます。
継続寄付500円~/単発寄付3,000円~
また、利用登録してくださる方も募集中です。団体20,000円/月/個人5,000円/月
登録者専用のスペースを設けますので、そちらを展示や物販など自由にご利用ください。
どうか、ひとりひとりが自分の身体を生きられる社会にしていくための環境づくりにご協力お願いいたします。