私たちの取り組む課題
「身近な地域の課題から、世界各地の課題まで」
・生活スタイルの変化で、動植物が住めなくなった日本各地の里山
・過疎化により、田んぼや畑の手入れができない石川県にある人口2人の限界集落
・開発や気候の影響で減ってしまったインドネシアのマングローブ林
・社会や家庭の事情で十分な教育を受けられないタンザニアの子どもたち
・母国を逃れベルギーの施設で一時滞在する移民や難民の人たちなど…
世界には課題を抱える地域がたくさんあります。NICEは、課題を抱える地域に暮らす人々と、世界中から集まるボランティアとともに、これらの課題に取り組みます。
なぜこの課題に取り組むか
「ローカルな課題を、グローバルな仲間たちと」
NICEのボランティアは、近くは韓国、台湾から、遠くは南アフリカ、ペルーまで世界各地から集まる仲間と共に活動します。話す言葉も「これが普通だよね?」と無意識に思っている常識や習慣、文化も違う中、共にボランティア活動を行います。食事も基本は自炊で協同作業。寝る場所も一緒です。
「地域のためにもっとこんな活動ができるのではないか?」「自分が将来やりたいことは何か?」など熱く夜まで語り合うことも。「こつこつやるのが苦手な〇〇の人たち」「〇〇の人たちは真面目すぎて窮屈!もっと気楽に楽しくやりたい」等、時にはぶつかることも勿論あります。
ですが、このような等身大の交流から強い絆が自然と生まれます。最初しょっちゅう喧嘩をしていた違う国のメンバーが、ボランティアが終わるころには、兄弟のように仲が良くなっていた……なんてこともザラ。いつの間にか馴染みがなかった異なる言葉や文化は、出会う前より身近なものに。
出身や肌の色、宗教、障がいなど、どんな違いも価値観も、最初は「知らないしよく分からない」もの。何となくメディアやニュースから思い込んでいたイメージや偏見。それがボランティア活動を通し、共同生活を送ることで単なる「ボランティアメンバーの個性」として身近なものになっていきます。
「違いを理解し、認め合う」頭では分かっていても、実際に身につけるのは難しい。国際ボランティア活動を通して、完璧にではなくても「違い」をちょっと「友達の個性、仲間の国、ボランティアメンバーの宗教」と捉えられるようになるだけでも、このグローバルな世界を優しく生き抜く手助けになるかもしれません。
さらに、人の心身だけでなく、地球に暮らす生物や自然環境の健康のことももっと考え生きられる世界。そんな「カラフルでヘルシーな世の中」を実現するために、各地のローカルな課題に世界中のグローバルな仲間たちと取り組みます。
寄付金の使い道
「世界中のボランティア活動を持続させるために」
国際ボランティアは、一度活動すれば何か課題を解決できる!という簡単なものではありません。
地域の課題解決は、ボランティアが何年、何十年と長く関わり続けることで「少しずつ前に進む」ことができます。
例えば、里山の保全等は、人が関わり続ける必要があります。
「〇〇に井戸を作った」「〇〇に学校を建てた」という単発の活動で終わることなく「井戸を掘ってその地域は将来的にどうなっていくのか?」「学校を立てて、その地域の教育はどう変わって行くのか?」を地域と共に考え、長くその問題に向き合っていくことを大切にしています。
国際ボランティア活動を継続的に実施することは欠かせません。長く地域に国際ボランティア活動を通して貢献していくためには、ネットワークを維持することが大切です。しかしそれには様々な費用がかかります。職員の人件費やボランティアメンバーのコーディネート費など、一見地味ですがどれもネットワークの維持に欠かせない大切な費用です。
NICEはNPOのため、活動の大半がボランティアの参加費や寄付で成り立っています。小さくともひとりひとりの「地域への熱い想い」「国際ボランティア活動を応援したい!」というお気持ちをぜひ、国際ボランティア活動を持続させるために応援をお願いいたします。
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NICEのマンスリーサポーターは、
¥500/月
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